新御堂筋沿いにあった、車が無ければ行くことが出来ないデートに持ってこいの喫茶店。まだまだ紹介しないと。僕らが大学時代に全盛を迎え、今は跡形もありません。1つ残らず消え去りました。今、こんなお店が沢山あれば、若者はもっと異性とのデートを楽しむことが出来るのに・・そう思います。
今日ご紹介するのは「ラ・トゥール」です。
地図で見れば前回ご紹介した「ウエストウッド」や「サンタモニカ」との位置関係が分かると思います。新御堂の箕面の突き当りにあったのは、D-LIVEというビル。大きなレンタルビデオ屋が2階に入っていて、雑貨店が地下にあり、バーが上にあったかな?音楽が騒々しくて、駐車場も広かったのですがあまり行くことがありませんでした。贔屓にしていた人がいたら、ごめんね。
突き当りを左折し、1分ほど走った左側には「ホワイトスネイク」という、食事も出来る本格的な料理も出すお店がありましたが、ヘビメタのグループと同じ名前だったのが災いしたのか、すぐに消えました。良いお店だったのに、どんな資料を探しても確認出来ないほどの短命に終わったようです。
この突き当りを逆に右に行くと、シルクスクリーンのポスターなどを売っている専門店もありました。クリスチャン・ラッセンやヒロ・ヤマガタの作品が沢山並んでいました。今は大阪の北摂や梅田界隈には、そういうお店は全くありません。
今の若者たちは、スマホで情報検索には長けていますし、SNSで大勢の人と繋がっているのかも知れませんが、リアルに人と同じ場所で会って話をするという機会が少なく、それだけ楽しい経験が出来ないと僕は考えます。こういうお店が80年代にはこの辺りにだけでも10軒以上あったのに、今は1つも残っていない。デートで行くのに楽しいお店が1軒でも復活すれば・・・と願って止みません。