ああ・・また1店閉店しました。
中古レコード大手「ディスクJ.J. 梅田店」(駅前第1ビル地下1階)に久しぶりに足を運んでみると、今年の8月22日をもって閉店していました。
アナログ・レコードブーム、確かに欧米でのアナログレコードの売上は増大しています。しかし、日本においては1部マスコミ&業界が煽っていても、実際にはオークション等での取引も減少。絵に描いた餅状態。コロナ禍の影響だけではなく、アナログレコード店が次々と幕を降ろして行くのを見るのが非常に残念です。
このディスクJ.J.は梅田には東通り商店街(現ディスクユニオンの場所)に80年代に現れ、梅田だけで3店舗(東通り、駅前第3ビル、駅前第1ビル)、そしてミナミには本店と他1店舗と一世を風靡しましたが、今やミナミの日本橋店を残すだけになりました。オークションやいろいろな中古レコード店でレコードを買ったことがある人ならご存知ですが、中古レコードは見た目綺麗でも、プチプチとノイズが入る手入れの悪いレコードが多く流通しています。しかし、このディスクJ.J.は非常に良心的なお店で、そういうハズレ品をまず置かない信頼のおけるお店でした。それだけに閉店が残念なのです。
こちらはかつて第三ビル地下1階、エスカレーター横にあった「ディスクJ.J.梅田3号店」です。他店と比べCDやDVDをメインに、レコードは余り置いていませんでした。
デジタル録音に移行した90年代以降の作品はともかく、それ以前のアナログ録音されている音楽作品のレコードの音は、本当にCDと比べればその差は歴然と分かるほど素晴らしいのに、どうして日本では人気が爆発しないのでしょう。
静かなブーム、気が付いたら寝息に変わって終わっていたとなりそうです。このままでいい訳がないのですが、時代の波には抗えないのでしょうか・・。