英ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)さんが24日、死去した。80歳。ワッツさんはロンドンの病院で、家族に囲まれながら安らかに息を引き取ったという。心からご冥福をお祈り致します。
先月ストーンズは9月からの北米ツアーを発表、大喜びしていたのですが、その後チャーリーは健康上の理由で、ツアーへの不参加を表明。それからわずか2週間で、この訃報となりました。ビートルズのジョン・レノンの時もそうでしたが、悲しみはいつも突然です。
僕は1988年、ミック・ジャガーのソロ・コンサートの大阪城ホールを楽しみ、ストーンズ初の来日コンサート、2003年3月10日・日本武道館に足を運んだことを、昨日のように思い出します。1973年の初来日が中止になり、それから30年目にしてようやく実現した日本武道館での公演でした。公演のSS席チケットは22,000円でした。当時としては破格の値段でした。
チャーリー・ワッツは、どんな大きな会場でも、ドラムセットの太鼓は4つ。それは必要最低限の音で演奏するという彼の信念からでした。ミック・ジャガーは「バンドの最終的な決定はチャーリーがするんだ。俺もキースもチャーリーのOKなしでは動けないんだ。」と語っていました。メンバーの中で喧嘩が1番強かったのもチャーリーで、キース・リチャーズも「ドラマーは腕っぷしが強いんだ」と。
ストーンズは多くの作品と、来日コンサートを残してくれましたが、もう観ることが出来ないという現実は、本当に寂しく感じます。
3/10(月) 日本武道館
March 10 at the Budokan
1.Jumping Jack Flash
2.You Got Me Rocking
3.Live With Me
4.Let It Bleed
5.No Expectations
6.Rocks Off
7.Everybody Needs Somebody To Love
8.Worried About You
9.Midnight Rambler
10.Slipping Away
11.Before They Make Me Run
12.Start Me Up
13.It's Only Rock'n Roll
14.Rock Me Baby
15.Can't You Hear Me Knocking
16.Honky Tonk Women
17.Tumbling Dice
18.Brown Sugar
19.Satisfaction (encore)