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シドニーの街中のドライブの中で、印象に残る場所がありました。 それはまるで映画のワンシーンのように、今も私の心に映っています。
それはシドニーの街中からさほど遠くない海辺に突き出た岬のはずれにありました。
Waverley cemetery(ウェバリー墓地)です。
この墓地はシドニーの東海岸のBronteとClovellyの間にあり、40エーカーの山腹に 広がる墓地は、太平洋に向いています。
墓地の入り口から入ってすぐ,眼前に広がるこの光景に、私はただただ圧倒されてしまいました。
この墓地は1877年に造られたシドニー郊外の共同墓地で、なだらかな坂の下に広が る80、000もの墓標は,真っ青な海と空をバックに静かに眠っていました。
真っ白な大理石と淡い茶色の砂岩の数限りない墓標は、まるで私には野に咲き乱れる お花畑にように思えたのです。
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この光景を見た瞬間、“うわーなんて綺麗な墓地なんだろう!!”と思いました。
そして不謹慎にも“こんなきれいな所なら今すぐにでも入ってもいいな”と、、、、、
実際この墓地はオーストラリアでも有名な墓地で、今までにもたくさんの著名人が埋葬 されているのです。
第一次、第二次大戦戦没者を初め、詩人、軍人、政治家、最高裁判所長官、作家、飛行 士を筆頭にスイマー、やボクサー、クリケッターと言った人々も眠っているようです。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/55/3a0cb1f385ba3f58227930f87ab
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埋葬方法は火葬が主の日本と違い、オーストラリアは今も土葬が主流のようです。
それでも最近火葬にする例もあるようで、同じ墓所内の大きな木の下に小さい石の墓標 が二重に並んでいる場所が火葬された人々の墓地のようでした。
またまるで個室のような立派なお墓(?)も真っ青な海に向けて立っていました。
またごく最近では、メルボルン郊外のダーリントン墓地では、オーストラリア初の新埋 葬法 として「立葬」が可能の墓地になるということです。
これは牧草地を共同墓地にした後、のちのちにはまた牧草地に戻すと言う計画とか。
これは自然に戻すと言うことなのでしょうか。
いずれにしてもこのWaverley cemetery(ウェバリー墓地)に私はいたく感激して しまいました。忘れられない今回の旅の印象に残る一こまです。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/8a/d675332c0171d345e8d64fb43d0
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今日本では“千の風になって”という歌が静かなブームになっていますね。
まるでそんな声がどこからか聞こえてくるような風景でした。
私のお墓の前で、泣かないで下さい。
そこに私はいません。眠ってなんかいません。
千の風に、千の風になって
あの大きな空を、吹きわたっています。~~~~~