LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

「つなぐ会 in 東京 9月」のご報告

2009年09月16日 | ミーティング
★9月6日はつなぐ会in東京でした。AGP(Association of Gay Professionals in Counseling andMedical Allied Fields : 同性愛者医療・福祉・教育・カウンセリング専門家会議)の平田俊明さんをゲストスピーカーにお迎えし、新しい方のご参加もあり、充実した会だったようですね。東京は始まって2年で、すでに毎回神戸を上回るほどの参加者です。さすが東京!ですね。会のお父さまからご報告をいただきましたので、どうぞお読み下さい。


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今回のつなぐ会は、いつも利用している公共の会場ではなく、「共生ネット」の事務所があるビルの会議室で開催しました。JR水道橋駅、地下鉄神保町駅に近く、アクセスとしては非常に恵まれた会場です。参加人数は、我々つなぐ会関係者、共生ネットのスタッフの皆さんを含めて、26名でした。椅子を円く並べてのミーティングでしたので、親密性はいつもより深かったのではないかと思います。

会の進め方としては、前半はいつもの自己紹介の後、AGP関西の平田俊明さんに、「親へのカミングアウトに際しての12のチェックポイント」(アメリカ:P-FLAG資料の翻訳)、「包括的なセクシュアリティ教育のためのガイドライン」(アメリカ:SIECUSという団体の資料の翻訳)について、レクチャーしていただき、さらに質疑応答方式で、会を進めました。
後半は、フリートークに近い形で、出席者の皆さんに、悩み、疑問をお話していただき、それに対して、皆さんから、ご意見を述べていただきました。

今回は、性同一性障害のお子さんを持つ親御さんが、お子さんと一緒に参加していただいたこともあって、性同一性障害に関するお話がいつもより多かったように思います。
性同一性障害のお子さんから、1週間前にカミングアウトされたお父さんが自己紹介の時、「何がなんだかわからないので、いろいろと教えてください。」と苦しげにお話なさっているのを聞きながら、このような方々のために、つなぐ会はあるのだと、確信のような気持ちになりました。

また、性同一性障害のお子さんを持つ別のお父様が、「性同一性障害は精神の病とも言われているが、自分の子は、そういう風には見えない。また、性同一性障害という名称は、どうにもしっくりこない。名称は何とかならないものなのだろうか?」という、悲痛なお話を述べていましたが、これに対して、尾辻かな子さんは、性同一性障害は、便宜上精神科の病気として分類されたこと、他の障害と同様に周囲の理解不足、法律の不備など、社会が作り出すもの、治療をするための必要上命名されたこと、名称としても医学界で議論されている最中であるが、決定までは10年程の時間がかかる可能性があること等々、非常に分かり易いコメントをいただきました。

最後にアンケートを記述していただき、つなぐ会は閉会しました。次回の開催は12月中旬を予定しています。詳細が決まり次第、HP上でお知らせいたします。



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