天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

語り手と聞き手

2008-06-28 22:23:21 | 雑記
昔話の学会で母校まで。今日と明日は平日と変わらない起床時間です。がんばろう。

今日のテーマは「語り手と聞き手」で、日本、中国、韓国での研究報告など。
昔話は家庭や地域で語られてきたものですが、今や日本では伝承というのは皆無に近い状態、ところが韓国で600話を語る89歳のおじいさんがいたとおいう報告。しかも、家族の人はおじいさんがそんなに話せるとは知らなかったらしい…。
一度聞いた話を覚えるという北島マヤ的な記憶力を誇るおじいさんですが、いまはお年寄りの集まる場所での語ることが多かったからか、艶話などもお得意。この600話というのはおそらく他に例がない多さだそうです。
韓国も日本同様に昔話の伝承が廃れていく中、新たな語りのスタイル、ストーリーテリングについてが本日最後の発表でした。
「ねずみ浄土」「三枚のお札」を聞いた後、(主に)学校で語られるお話の場の意義、自分に向かって語られることによる“信頼関係"が成立するということ。今度の組会で批評する小説でお年よりの前でのストーリーテリングの場面が出てきたのでそれの参考にもなったし、なにより私の場合は落語に通ずるところが。ストーリーテリングは聴衆との呼吸。その言葉がとても印象的でした。


これは在学中に何回も目にした学校創設者の書。聖書の一節が書かれてあります。今でもこの言葉はふとした時に浮ぶ言葉です。同級生は懐かしいはず。
コメント
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