人物の説明がややこしいので後半は割愛するつもりでしたが、…書きます。
そもそも、長五郎と長吉をひいきにしているお客さん同士が、遊女吾妻を巡ってなんじゃらかんじゃらというのが事の発端。
結局、思いあってる吾妻と長五郎の贔屓の与五郎さんはトラブルに巻き込まれ、吾妻は身請けされる前に里を与五郎さんとでてしまします。
このあたりが難波裏という喧嘩のところで、二人を助けようと長五郎は人を殺してしまうのです。
与五郎を咲寿さんが。段々と出番が増えてくるんだろうなあ、と。
若い色男の役です。
橋本の段
さて、今明かされる真実ー。与五郎には嫁がいた…。
けっ、しょーがねーなあ!
まあ、遊郭ってのはそういうとことだからな。
それだけではありません!
こともあろうに!かくまってくれと連れてきたのが嫁が帰っている嫁の実家。おいっ!いいのかそれで。
そもそも、嫁は与五郎が帰ってこないからと実父に「家に帰ってこい」と戻されているのである。考えがなさすぎである。
この嫁お照は、お人よしなのか惚れた弱みなのか吾妻をかくまうことを了承します。さらに与五郎の父もやってきて…修羅場。
そこへ止めに入ったのが、与五郎と吾妻を乗せてやってきていた駕籠かきの老人。
実は…生き別れた吾妻の父親だったのです!
いや~、この段だけでお腹いっぱいです。そりゃ、私のおめめもしぱしぱするってもんです。
ここを一人で語るは嶋大夫さん、三味線は錦糸さん。圧巻です。
八幡里引窓の段
さて、こちらは人を殺した相撲取り長五郎。殺した相手は侍だったのでお尋ねものに。やってきたのは母(紋壽さん)の再婚先の家。継子の息子は侍です。死んだお父さんの後を継いだばかりです。
継子の嫁おはや(蓑助さん)は、実は吾妻と同じ里で働いていた遊女。きれいな人です。お義母さんとも仲良し。なにがあったか言わずに家に帰ってくるもんですから、お母さんもおはやさんも喜びますが、与五郎さんが家にちょっくら帰ってきて、今夜は大坂で人を殺した相撲取りを探さないといけない、とかなんとか言うので二人してびっくり、というお話。
盛りだくさんです。ここ。それぞれの立場の心情とか。お義母さんの味方するお嫁さんとか泣けます。
引窓(天窓のように外の明かりが取れる窓が屋根に空いていて紐で開けたり閉めたりする)が効果的に使われているんですが、うつらうつらしながらもその緊迫感には(うつらうつらしとったんかい!)、はっとしました。切実な思い(長五郎を逃がしたい)が、パンッという音に現われていたようです。
切り場は、咲大夫さんと燕三さんでした。
最後がはっきりしていないので、上演されていない段を調べた私でした。
そもそも、長五郎と長吉をひいきにしているお客さん同士が、遊女吾妻を巡ってなんじゃらかんじゃらというのが事の発端。
結局、思いあってる吾妻と長五郎の贔屓の与五郎さんはトラブルに巻き込まれ、吾妻は身請けされる前に里を与五郎さんとでてしまします。
このあたりが難波裏という喧嘩のところで、二人を助けようと長五郎は人を殺してしまうのです。
与五郎を咲寿さんが。段々と出番が増えてくるんだろうなあ、と。
若い色男の役です。
橋本の段
さて、今明かされる真実ー。与五郎には嫁がいた…。
けっ、しょーがねーなあ!
まあ、遊郭ってのはそういうとことだからな。
それだけではありません!
こともあろうに!かくまってくれと連れてきたのが嫁が帰っている嫁の実家。おいっ!いいのかそれで。
そもそも、嫁は与五郎が帰ってこないからと実父に「家に帰ってこい」と戻されているのである。考えがなさすぎである。
この嫁お照は、お人よしなのか惚れた弱みなのか吾妻をかくまうことを了承します。さらに与五郎の父もやってきて…修羅場。
そこへ止めに入ったのが、与五郎と吾妻を乗せてやってきていた駕籠かきの老人。
実は…生き別れた吾妻の父親だったのです!
いや~、この段だけでお腹いっぱいです。そりゃ、私のおめめもしぱしぱするってもんです。
ここを一人で語るは嶋大夫さん、三味線は錦糸さん。圧巻です。
八幡里引窓の段
さて、こちらは人を殺した相撲取り長五郎。殺した相手は侍だったのでお尋ねものに。やってきたのは母(紋壽さん)の再婚先の家。継子の息子は侍です。死んだお父さんの後を継いだばかりです。
継子の嫁おはや(蓑助さん)は、実は吾妻と同じ里で働いていた遊女。きれいな人です。お義母さんとも仲良し。なにがあったか言わずに家に帰ってくるもんですから、お母さんもおはやさんも喜びますが、与五郎さんが家にちょっくら帰ってきて、今夜は大坂で人を殺した相撲取りを探さないといけない、とかなんとか言うので二人してびっくり、というお話。
盛りだくさんです。ここ。それぞれの立場の心情とか。お義母さんの味方するお嫁さんとか泣けます。
引窓(天窓のように外の明かりが取れる窓が屋根に空いていて紐で開けたり閉めたりする)が効果的に使われているんですが、うつらうつらしながらもその緊迫感には(うつらうつらしとったんかい!)、はっとしました。切実な思い(長五郎を逃がしたい)が、パンッという音に現われていたようです。
切り場は、咲大夫さんと燕三さんでした。
最後がはっきりしていないので、上演されていない段を調べた私でした。