群れ蜻蛉 金糸銀糸の 羽音して
梅士 Baishi
群れ蜻蛉を見かけるようになった。
羽音を立てながら、飛び交ってゆく。
金色、銀色に輝く、トンボの羽が美しい。
もう、秋なんだなあと思う。
おとといの金曜日、断水していたので山に出かけた。
午後から出かけたので、3時間コースである。
ルートが定まらない、飯盛山を目指した。
標高356mの低山だが、すそ野から這い上がる感
じの難所である。
往復ルートの確定、新しいトレッキングシューズの
足慣らしとガーミン社のGPS実験が目的だった。
目指す飯盛山356m
藪をかき分けながら這い上がり、急斜面に足首を
痛めそうになりながら視界の効かない中に目印のテー
プを頼りに上るのである。
一息入れるために立ち止ると、ブヨなのか山林の蚊
なのか、足元に群がってくる。
悪戦苦闘の末、飯盛山山頂から樹芸の森の往路を
踏破した。
空腹と暑さでフラフラの2時間コースだった。
樹芸の森でコンビニのおにぎりと草餅でエネルギー
を補給した。
今来た道を、弘照院まで戻る。
一度も成功したことのない迷路である。
ナビで往路を確認しながらの復路だったが、前回迷
走したブッシュを何とか克服して急斜面を下った。
その急斜面でがさがさと大きな音がした。
緊張が走る。
すると、黒い走行体が駆け抜けていった。
二頭の鹿のようだった。
豚でなくてよかった。
イノシシがいるのは間違いない山である。
それにしても、この難所を駆けて行くなんてすごい。
やっと、飯盛山356mの単独往復に成功した。
往復3時間半の難コースだった。
次は目印テープをつけながら登りたい。
携帯蚊取り線香を持ってゆきたい。
因みに、GPSのガーミンは使える。
日本の「山ナビ」は全く使い物にならない。
日本の技術といっても、ダメなものは駄目である。
シャープも、世界中に通用する地図と強力なGPSと
衛星電話機能をもった山岳ナビゲーションシステムを
開発してはいかがか。
篠栗弘照院から見る飯盛山356m
ああ、低山ブッシュ登りはスリル満点だが、これか
ら秋にかけては敬遠したい。
蜘蛛が出始めているからだ。
幸い、蛇や猪には遭遇していないからよいが・・・。
しばらくは、自然歩道を歩く真面目な遍路にしよう。
日本独立宣言・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・中村梅士党
樹芸の森から飯盛山356mルートへの登山口