37～38年ぶりに見た亀石

昨日、談山神社へ行く前に、明日香村に立ち寄った。
明日香村と言えば高松塚古墳に石舞台。
そして、酒船石や猿石など、何となくミステリアスな特徴ある奇石がたくさん散らばっている事も有名だ。
そんな奇石群の内で最も代表的と言える物がTOP画像の「亀石」だろう。

その昔、私が小学生だった頃、親父に明日香巡りに連れて来てもらった事がある。
もちろん、このこの亀石も見に訪れた。


これは、その時の記念写真だ。
左が私、右が弟である。

あの亀石は、今はどんな風になっているのだろう。
それを確認したくて、昨日は一番最初に見に行った。

37～38年ぶりに見た亀石。
亀石自体は昔の記憶のままであったが、周りの風景はガラッと変わっていた。

昔は、田んぼのあぜ道脇にポツンとあった亀石だったが、今は周りを垣根で囲まれていて案内板まで設置されている。
ドロだらけだったあぜ道は綺麗に舗装されていて、何より驚いたのは、亀石の隣に土産物屋が出来ていた事だ。

土産物屋自体は否定しないが、何の変哲も無い所にポツンとある奇石ってところが亀石の値打ちであり面白いのだ。
これじゃあ何かの記念碑みたいじゃないか…　

もう一度見てみたいと思いながらも、なかなかその機会が無かったこの亀石。
あれから37～38年経っているのだ。
それなりの変化があるのは当然である。
しかし、亀石自体はあの時のままだったのでチョット安心した。

まあ、よくよく考えればそんなものとは比べ物にならないくらいの時間をここで過ごしてきたのだ。
この後も、いつまでもいつまでも、ここに変わらぬ姿で居続けてくれる事だろう。