Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

映画「終の信託」を観て終末医療を思う。

2012年10月30日 | 映画・コンサート

平成24年10月30日
 私の住む市は、特に知られた名所や旧跡があるわけでなく首都圏近郊の目立たぬ平凡な街ですが、僅かばかり良いところもあります。その一つが、我家から歩いて5分と掛からぬ場所に映画館がある事です。お陰で月に1~2度は映画を観るようになりました。会員ポイントが溜まったので、昨日は無料で観て来ました。その映画は周防正行監督の「終の信託」、主演は役所広司さんと草刈民代さん、周防監督の映画は面白くて欠かさず観てますが、今回のストーリーは役所さん演ずる末期患者が、草刈さん演ずる担当女医に延命治療を施さぬよう信託し、患者に同情した女医が人工呼吸機を外して死を迎えさせた事が、後日裁判沙汰となり、女医は殺人罪で告訴されるという内容です。終末がそう遠くない私は、時折妻と終末医療についても話し合うのですが、「無駄な延命治療や、蛸足みたいに管で繋がれたまま死を迎えたくない。」と言うのが一致した意見です。同世代の多くの方もこれに同調されるのではと思います。現在運転免許証の裏面は、臓器提供の意思カードとなってますが、併せて延命治療拒否の意思カードも記載すべきではないでしょうか。膨大な医療費抑制や病院施設の効率的運用の為にも、世界一の老人大国日本は、それを必要としていると推察します。

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