5月9日(土)
最近、日本へやってくる外国人が増えたなあと実感しているが、先日、奥飛騨の白川郷へ行った時には驚いた。その日は平日にも係らず狭い集落内は溢れんばかりの観光客で賑わっていた。
私の推測だが、その観光客の9割が外国人で、更にその内の9割が中国人という感触だった。声高に響き渡る中国語を聞いていると、まるでここは中国の観光地かと錯覚するほどだった。
中国の人については、マナーが悪い。自分勝手、声が大きい等良くない評判もあるようだが、何処の国だって良い人もいれば悪い人もいる。大勢の人が遠路遥々日本を訪れてくれる事自体は有難いし、喜ばしい現象と言える。リアルな日本を知る人が増えれば、日中友好にも大きく寄与するのではないだろうか。
反面、こうも圧倒的な中国人パワーを見せつけられると、21世紀は中国が世界をリードする時代になるのではという思いすら浮かんでくる。
我々は国民の主権と自由を保障した民主主義こそベストな政治と信じているが、国力増強という面では、決断と実行が迅速で無駄が無い分だけ、独裁専制国の方が優っているのではと最近思わないでは無い。
一党独裁の巨大な隣国が世界のリーダーになった時に、平和憲法の元で居心地の良いぬるま湯に70年間ドップリと浸かっていた日本人が、果たして幸せでいられるだろうか。とてもそうは思えない気がする。
民主主義国家と異なり、逆らう者は全て罪状をおっ被せて犯罪者にしてしまうのが巨大な隣国の政治だから、日本は逆鱗に触れぬよう絶えずビクビクしながら生きる時代に変るのではないだろうか。
とすれば日本が幸せに生きる道は唯一つ、欧米と強いきずなでタッグを組み、民主主義を護って行く以外無いように思える。「我が国は世界に冠たる平和憲法があるから大丈夫」で解決できれば、これ程楽な事は無いけれどネ。・・・・
・・・・(白川郷の観光を書くつもりが、つい柄にも無く熱い国家輪を語ってしまった。)
白川郷に押し寄せる中国人観光客の団体さん