10月10日(日) 天気=曇り
06:58栃谷登山口→ 07:221キロ地点→ 08:081346mピーク→ 08:311451m地点→ 08:59前金剛→ 09:06~22中金剛→ 09:27~35前金剛→ 10:101346mピーク→ 10:391キロ地点→ 10:53栃谷登山口
北陸道有磯海SAで車中泊の朝を迎えた。砺波ICで北陸道を降り金剛堂山の登山口がある利賀村へと車を走らせる。利賀村は富山県南端に位置する鄙びた山村で、延々と山間部の道を走り百瀬川上流の栃谷登山口に着いた。登山口には広い駐車スペースとトイレや水場があった。
栃谷登山口
昨夜の雨は上がったものの山々は霧に覆われジメッとした雰囲気で、もう一つモチベーションが上がらない。準備を終えると登山口を出発する。最初に百瀬川に架かる鉄橋を渡り、小沢沿いに登って行く。300mほど進むと左折して沢を渡り、ジグザグの登山道に変る。
小沢の渡渉地点
整備された登山道
樹林帯の中に続く登山道は緩やかで歩き易い。周囲は霧が漂い幻想的な雰囲気だ。前方に4人の親子連れが見えた。小学生くらいの男の子と一寸大きなお姉ちゃんの頑張って登る姿が健気で可愛いらしい。
樹林帯を覆う霧
1キロ地点の標柱
更に登って行くと「登山口から1キロ地点」と記された白い標柱があった。この標柱は各1キロ地点毎に設置されている。最後の標柱は4キロ地点だった。2キロ地点を過ぎた辺りで緩やかな尾根のピークを越えた。標識の類はないが地図上の1346mピークのようだ。
1346mピーク地点
1346mピークから30分程で4キロ地点の標柱があり、その先辺りから森林限界を越え笹原の緩やかな道を辿って前金剛(1637m)に着いた。ここが金剛堂山の山頂で三角点もあるが、最高地点はこの先の中金剛なので休まずに通過する。湿原が広がる広い尾根道を伝って10分足らずで中金剛(1650m)に着いた。こちらは四角い石碑がポツンと一つあるだけの静かな山頂だった。
前金剛山頂の祠
前金剛山頂の展望標示板
中金剛手前の湿原
中金剛山頂
15分程滞在し中金剛を後にする。前金剛で一休みし往路を降って行く。下山の道も霧に覆われ何の展望も得られない。こんな天気でも休日のせいか次々と人が登って来る。その中に往路で出会った4人の親子連れも居たので、「頑張ってネ。」とエールを送った。
このコースは少しぬかるみはあるものの、全般に緩やかで良く整備されている。中金剛山頂から約1時間半程で登山口に戻り着いた。今日は最初から最後まで山の姿を見ぬままに、霧の中を彷徨うような山歩きであった。天気ばかりはままならぬからこれも致し方なく、雨に降られなかったでも良しとしよう。
戻り着いた登山口(出発時は3台だったが、下山時は多くの車が駐車していた。)