9月27日(火)
関越道沼田インターは登山やスキーで度々訪れる所だが、インター近くの沼田の市街地にはさほど関心が無かった。しかしNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台となり、テレビ番組の「鶴瓶に乾杯」や「ブラタモリ」でも取り上げられたので俄然興味が湧いて、尼ヶ禿山から下山後に市内に在る沼田城址へ立寄った。
沼田市は変わった地形で、市街地は標高差60m程の断崖で分断されている。中心街は崖上の高台に広がり、崖下にはJR上越線が走り沼田駅がある。沼田城址は高台の中心街から少し外れた北側に位置していた。
人気ドラマの舞台なのでもう少し盛大な催しでもやってるのかなと思ったが、駐車場横に小さな売店&観光案内所があるだけで、城址は公園として市民に無料開放されていた。
沼田城址案内図
公園内は昔の名残りはあまり無く、当時のものは石垣や掘割が遺構として僅かに残るばかり、真田信之と奥方小松姫の石像もあるが最近建立されたようで真新しい。その他に鐘楼や天狗のお堂等が点在する近年の建てられたもので興味を惹かなかった。それでも真田丸の影響か駐車場は満杯にちかく公園内を観光の人達が散策していた。
真田信之と小松姫の石像
石垣の遺構
城址は崖上に位置する為眺めが良く、眼下に利根川流域が広がり西方には上越国境の谷川連峰も望める。桜の木が多いから開花時に訪れると美しい風景が楽しめるのではないだろうか。さほど予備知識が無かったから1時間程で見物を終えたが、歴史に造詣の深い人ならばもう少し見所があったのかも知れない。
城址からの西方の眺め(晴れていれば三峰山(中央)の奥に谷川岳が見える)