Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

西上州、三ツ岩岳登山

2017年04月30日 | 山歩き

4月28日(金)   天気=晴れ

08:17大仁田ダム下駐車場→ 08:23竜王大権現分岐→ 08:46~49南西鞍部→ 09:36三ツ岩岳分岐→ 09:41~46三ツ岩岳→ 09:51~10:32三ツ岩岳分岐(休憩)→ 10:50竜王大権現→ 11:10大権現分岐→ 11:16大仁田ダム下駐車場

 

 登山情報ネットの山レコを見ていたら群馬の岩峰、三ツ岩岳のツツジが花盛りだと知らせていた。そう言えばこの山にはまだ登っていない。ツツジ見物を兼ねて急遽この山へ行く事にした。

 朝食後我家を6時半過ぎに出発し、関越道~上信道下仁田ICを経由して僅か1時間半程で大仁田ダム下の駐車場に着いた。20台程のスペースは既に半分以上埋まっている。ここのトイレは大変綺麗で地元の方のご苦労に感謝、準備を終えるとトイレ横の登山口から出発する。

 大仁田ダム下の登山口

 最初は砂防ダムが幾つも横たわる沢沿いに登って行く。10分程登ると大権現への道が右へ分岐するが、ここは沢沿いに直進する。荒れた樹林帯の急坂を20分程登るとダートの林道に達する。左折して林道沿いにしばらく進むと稜線上の南西鞍部に着いた。

 登山口から出発

 荒れた樹林帯の急登

 南西鞍部下の林道

 ここら辺りからツツジの花がチラホラと見られる。鞍部からジグザグの急坂をしばし登ると一段と高い稜線に達し、三ツ岩岳の山頂が初めて望まれた。ここからツツジ満開のプロムナードが始まる。小さなアップダウンを幾度か越えて行くと、前方に大岩が立ち塞がる。

 南西鞍部

 樹林越しに三ツ岩岳山頂が見えた。

 前方に大岩

 大岩の左側をトラバースして回り込み、大岩の上へ詰める箇所はロープが張り巡らされ今日一番のスリリングポイントだが、慎重に登ればそれ程危険を感じない。

 大岩の上

 大岩を過ぎれば直に山頂手前の分岐に着く。右折すれば竜王大権現経由の下山道、我々は左に曲って山頂へ向かう。分岐からツツジ満開の岩尾根を伝って程無く三ツ岩岳(1032m)に到着した。

 山頂手前の分岐

 分岐から北の展望

 山頂からの展望は壮観で周囲の山々は勿論、遠く志賀、奥日光の白き山々が見渡せる。頭だけ覗かせる浅間山は、山頂から噴煙がまっすぐに立ち昇っている。

 三ツ岩岳山頂

 山頂から荒船山方面

 山頂から中岩(山頂に石地蔵がある。)

 山頂は狭いので分岐まで戻って、ツツジ花咲く一角でランチタイムとする。今日は風も無い穏やかな天気で、Tシャツ1枚でも暖かい。コンロでお湯を沸しノンビリ寛いでいると、世間の喧騒を忘れて贅沢な時を過ごして気分になる。

 分岐付近でランチタイム

 食事を終え満腹したので下山を開始する。岩尾根から樹林帯へと降って行くと行く手に岩壁が現れ、その根元の神社が龍王大権現であった。大層な名前の割には簡素な造りでチョット拍子抜け、神社からは樹林帯のジグザグ道を降って行く。滑り易そうな土の下山道で急な個所にはトラロープが張られている。

 ツツジ満開の下山道

 岩尾根から樹林帯へ

 岩壁根元の竜王大権現

 そんな道を20分程降ると、登りに通過した竜王大権現分岐に着いた。分岐からは沢沿いに数分程で登山口へ戻ってきた。こんな時間から登ろうという人もおり、駐車場は既に満杯でトイレ横の空き地も全て車で埋まっており、この時期この山の人気ぶりが窺われる。 

 竜王大権現分岐   

 登山口へ戻って来た。

 車に乗ると下仁田町の国道254号沿いに在る日帰り温泉「荒船の湯」で山の汗を流す(大人600円)。平日のせいか地元の人が僅かにいるだけで温泉は空いており、ノンビリと寛ぐ事ができた。温泉を出ると時間も早いので国道299号経由で上野村から秩父に抜け、一般道をドライブして夕刻我が家へ戻って来た。

 何時かは登ってみたいと思っていたツツジの花咲く三ツ岩岳は、小さな低山ながら「山椒は小粒でピリリと辛い。」という言葉がピッタリの、インパクトある楽しい山だった。

コメント
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