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透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「雪渡り」が「朝の食卓に」

2015-01-16 21:02:15 | 日記

晴れ時々雪。最低気温-5.0℃、最高気温-0.9℃。

今日の北海道新聞日刊紙の「朝の食卓」というコラムに「雪渡り」という見出しの一文が掲載されていた。雪渡りに登場するキツネが、自分たちを信じてくれた兄妹に感激して涙するところを取り上げ、「ネットいじめ」がはびこる昨今の状況はこの兄妹のような心が共有されることで少しは救われるのではないかと結んでいた。

信じられなくなることはたぶん昔からあったと思う。でも、それ以上に信じられることもたくさんあっただろう。子どもながらにも、日々の暮らしの中で何だかホッとできる心のより所がどこにあるのかを両親や兄弟たち、おじさん、おばさん、祖父母、そして、友達から学べたのではないだろうか。宇宙が膨張し続けているという話しを聞いたことがあったが、社会もシンプルではなくなって、複雑に膨張し続けているような気がする。不安感が頭をもたげるのは、膨張し続ける中で人との互いの距離が遠くなって、肌感覚で親密さを実感できなくなっているからなのかもしれない。

コメント
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