雪時々曇り。最低気温-1.5℃、最高気温0.5℃。
車を10分ほど走らせて、北海道開拓の村へ出かけました。「むらの講座」の一つ、企画展関連講座「仕事着ー明治・大正・北海道の人々」を受講するためです。
雪降る開拓の村もまた冬ならではの情緒がありました。開拓の頃を偲ばせる村内では家屋や公館が雪の中に美しく映え、ゆっったりした時間が流れているような気がしました。このゆったり感がなかなか心地良いものなので、何度も訪れたくなるのだろうと思います。
講演は13時半から15時半まで、旧開拓使札幌本庁舎のビジターセンター地下講堂で開催されました。講師は北海道開拓の村学芸員であり、同事業課長の細川健裕氏。開拓当時の道路建設作業現場の集合写真や船上で漁をする写真などをもとに丁寧な解説をして頂きました。暮らしに欠かせない仕事着は、暮らしぶりを映す鏡のようなものであるとの捉え方になるほどと思いました。
今、何気なくその時々のファッションを取り入れながら衣類を選び、取り入れているのですが、それを少し長めのスパンで見ると歴史の移り変わりとなってあぶり出されるのかもしれません。
衣類に限らず、日々の暮らしが降り積もる雪のように堆積されて歴史を織ることになるのだとしたら、大切にしたいものは日々の暮らしの中に刻まなければと思います。
北海道開拓の村 旧札幌停車場(管理棟)
《旧開拓使札幌本庁舎 本日の会場》
《開拓の村の街並み》
《旧開拓使札幌本庁舎内 ビジターセンター地下講堂》