透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

昭和の森のカツラ談

2015-01-14 21:31:47 | 日記

晴れ。最低気温-14.2℃、最高気温1.4℃。

日中は気温がプラスに転じ、屋根から音を立てて雪が落ちてきていた。午後、野幌森林公園を散歩する。エゾユズリハコースへ足をいれるとほんの数歩のところに大きな桂の木があり、看板が立っている。そこで、後から来た方に道を譲ろうと、桂の木側に入り、やり過ごそうと思って向き直ると、こちらへ向けて手をパンパンと打ち、頭を垂れている高齢の男性が立っていた。「これは私のご神木です。」とのことで、居合わせた私は自分の間の悪さに恐縮しつつ、ご神木と敬われているこの大木に私も他の木にはない特別な思いを持っていたことに気付いた。

人は他の人の行いや言葉によって、自分の中のぼんやりした気持ちがはっきりすることもあるものだ。

                          

                          

                          

                                                   

                          

                                  《昭和の森のカツラ》

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