透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

筍が口に入るまで

2015-04-23 21:35:12 | 日記

晴れ。最低気温0.3℃、最高気温18.2℃。

先日、筍を頂いたのだが、これが何とも立派で存在感のあるものだった。写真撮影をしたあと、風邪気味だったのでそのままにして2日後、底の部分が痛んで悪臭を放つようになった。これは、何とかしなければ・・・・。この段階で、一つ目の策、江別に持ち帰るの選択肢はなくなった。残るは、二つ目、せっかく頂いたのだけれど、庭のこやしにする。三つ目は一番前向きな取組みで正攻法かと思うが、何とか灰汁抜きをして料理をする、である。

筍はこの姿で頂いたことがなく、灰汁抜きもしたことがなかった。そこで、ネットで検索することにしたところ、ずらりと出てきた。なんとも心強いもので、さっそく取り掛かることにした。でも、灰汁抜きをする際にどこまで皮をはいだらいいのかは分からなかった。だから、この辺りは適当に。

風邪気味だったものの、ネットの動画サイトを見ながらの挑戦が始まった。そして、借家にある鍋などを工夫して何とか口にできるまでにはなったのだった。少し、えぐみが残るものの、今日の朝、食してみたが、夜になっても腹痛もなく、元気に過ごせている。

それにしても、旬の筍を食卓に載せ、香りや歯ごたえ、独特の味を愛でる方々はどれだけの手間暇をかけているのかと思った。筍を採りに行くところから、始める方もいるのだとしたら、そのエネルギーは相当なものになるだろう。

改めて思うに、筍を含む山菜は手の掛かるものが少なくない。丁寧に下ごしらえをし、美味しく食べられるように工夫を凝らした先人たちの自然や食に向き合う姿には頭が下がる思いがする。

 

                    

                                

                                

                                

                                 

                                

                                     《これで良いのか、分からないままに》

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