透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「街のリス、田舎のリス」のコラム

2016-07-22 21:22:50 | 

曇りのち晴れ。最低気温16.7℃、最高気温23.3℃。

午後、野幌森林コースを散歩してきました。ふれあいコースでは今日もウグイスが美声を響かせていたのですが、姿を見ることはできませんでした。

本日の北海道新聞夕刊に興味深いコラムが掲載されていました。「街のリス、田舎のリス」という童話のような題名のコラムです。

動物の都市化というテーマで北大生を中心に共同研究をされているそうで、その研究の成果が記されていました。

調べ方は「比較的シンプルな調査」で、どのくらいの距離で相手(リス)が逃げるか?を調べるのだそうです。面白いなーと惹きつけられました。シンプルイズザベストかと。

結果、街のリスは6m、田舎のリスは19mくらいで逃げ出したとありました。

他に、季節性にも注目されていて、田舎のリスは繁殖期の春に強くなり、餌を食べたり、ためたりすることに集中する秋に警戒心が弱くなる傾向が見られそうですが、街のリスにはこうした季節による変化は見られなかったということです。

こういう傾向は、キツネやカラス、それ以外の野鳥類、ヒトにも見られ、「なんとなく似たり寄ったりの都市化が進んでいるような気がする。」と結ばれていました。

我家の庭にやってきたキツネやリスなどを見ていると警戒心が薄れていると思わざるを得ません。いちおう、この辺りは札幌市から電車で15分くらいなので、都市か?

また、私はいちおうヒトなので、警戒心がなくなるとどうなるのかなと想像してみました。適度な警戒心というか緊張感は生物の繁栄に必要な気もするので、それがなくなるとどうなるのでしょう。

研究の行方が楽しみになりました。

 

 

コメント
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