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道の駅石狩「あいろーど厚田」にて開催中の八田美津創作人形展「ふるさとの風を運ぶ」を見てきました。戦後まもなくの頃までの浜益の暮らしぶりを表現したそうで、人形たちの姿からは作者の浜益への愛が溢れ出ていました。
この度は約100体に及ぶ、最大規模の展示となったそうです。ニシン漁、お米などの収穫までの様子、造材仕事、郵便配達、消防の出初式の他に、子どもたちの遊びや家族団らん、結婚式の様子など多岐にわたる人形たちの豊かな表情に魅せられました。
小道具は元浜益小学校校長の石黒隆一氏(石狩市郷土研究会事務局長・64歳)が手掛け、八田さんの次女(52歳)・美子さんが浜益弁のセリフを人形に添えたとのこと。
特に念入りに見ることになったのは鰊漁の場面です。もっこで運ばれてから鰊粕になるまでの作業行程がリアルに表現されていて、勉強になりました。
愛しくもあり切なくもありの、北海道の開拓の頃から戦後まもなくまでの人々の暮らしぶりが、人形や小道具からしみじみ伝わってくる味わい深い作品展でした。