曇り時々雪。最低気温−2.5℃、最高気温6.0℃。
気温がプラスになり、雪解けが進んだ道路にぬかるみができていました。
ぬかるみを通過儀礼のように幾度も繰り返して、芽吹きの春がやってくるのです。
このぬかるみは曇り空を映していましたが、青い空を映すこともあるでしょう。
三月の様々な空を記憶するぬかるみ。
「深いお空」・・・・。
「ぬかるみ」 金子みすゞ
このうらまちの
ぬかるみに、
青いお空が
ありました。
とおく、とおく、
うつくしく、
すんだお空が
ありました。
このうらまちの
ぬかるみは、
深いお空で
ありました。
金子みすゞ童謡集『わたしと小鳥とすずと』