透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

野幌森林公園と葉もぐり昆虫とほおずきの句と

2022-10-08 20:47:22 | 日記

晴れ時々雨時々曇り。最低気温5.8℃、最高気温15.8℃。

今年の紅葉は遅れているようです。5日あたりから急に冷え込んできたのですが、紅葉を促すまでには及ばなかったのでしょう。

とはいえ、風は秋の冷気を含み、日差しの温もりを奪っていくようでした。

野幌森林公園の大沢口から中央線を少し歩き、再び大沢口へ戻る辺りから雨が降り出しました。秋は天気がくるくる変わるものだと思いつつ、本降りになる前に我家へ。

コラムでは平べったい葉の内部(中)に潜り込んで、中身(葉肉)だけを食べて生活している昆虫が取り上げられていました。葉もぐり昆虫と呼ばれ、これらの昆虫が食べた葉は一見すると分からないのですが、食べられたところだけ枯れたような色に変わるのだそうです。

「葉もぐり」はコウチュウ・ハエ・ガ・ハチなどのグループで独自に変化し、おもに幼虫のときにみられる行為なのだとか。

写真はタマムシの仲間で「葉もぐり」を進化させたズミチビタマムシの幼虫が食べた葉の食痕標本。

葉もぐりタマムシの仲間は一枚の葉だけで幼虫から成虫になるので、この一枚の葉から、植物の種類・産卵場所・食べ進め方・葉の中の脱皮殻から脱皮回数も分かるのだそう。

それゆえに、葉もぐり昆虫の食痕標本は、「天然の優秀な履歴書なのだ」と筆者は結んでいました。

「おしゃべりな標本たち」というコラムを今回ほど熱心に読んだことがなかったことを今さらながら後悔しています。昆虫たちの生きざまはその形態と同じようになんて様々でそれぞれに興味深いのでしょうか。身近なところに、知らない世界が広がっていたことに気づかされました。

気づきが面白さに繋がっていくのを実感しています。

ほおずきは思えばちょうちんに似ているかと思います。「灯るほおずき」の情景が浮かんでくる気がします。

余談ですが、ほおずきは亡き母がよく口に含んで鳴らせていたことを思い出しました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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