透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

北海道開拓の村でのボランテイァ研修(その1)

2023-04-11 19:26:57 | 日記

曇り。最低気温6.9℃、最高気温15.7℃。

フキノトウ(雄)

フキノトウ(雌)

エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)

午前10時半から昼休みを挟んで午後3時半頃まで、開拓の村のボランティア研修に参加。

午前は市街地群の3棟、午後からは山村群を通って向かった先の農村群の3棟について、学芸員さんの解説を伺いながら見学してきました。

市街地群の3棟は旧近藤染舗、旧来正旅館、旧小樽新聞社です。

農村群の3棟は旧小川家酪農畜舎、旧山田家養蚕板倉、旧岩間家農家住宅でした。

今日はもうツツジが咲き始めていた開拓の村。

これから桜や野の花が次々と咲き、村全体が薄い緑色に染められていくことでしょう。村の春は命の輝きがそここに満ちて、美しく、さわやかなのです。

村の魅力を自分の言葉で伝えられるように、明日も村の春を見つけながら、研修に勤しんできます。

 

本日の卓上四季に詩人の金子みすゞさんの詩が引用されていました。

春のこの時期に、よく口ずさんだ「土と草」という作品です。

卓上四季の筆者が「見返りなど求めぬ無償の愛は春の日差しのぬくもりに似ている。親と子の情にも当てはまろう。」と綴っています。

なるほど、土と草の関係性が語られている中に、生き方にも繋がる深い意味が底から浮かび上がってくるような作品だと思います。

みすゞさんの詩には総じて弱いものへの優しい眼差しが感じられます。

それ故なのか、作品に織り込まれた哀しさに、心の奥にある感情が揺すぶられることが多くありました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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