透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

晴れのち雪の師走の日に

2024-12-05 17:37:17 | 日記

晴れのち雪。最低気温-6.3℃、最高気温3.0℃。

最低気温-6.3℃と今季、一番の冷え込んだ朝です。

午前、北海道立図書館へ。

「ゴールデンカムイ」3冊、4冊を読了。読み進めていくうちに、改めて面白さに気づき始めています。

1つは開拓の村の建物がどこで登場し、どう用いられているかが楽しみなこと。

2つ目はアイヌの人々の暮らしが身の回りの自然と無理なく調和しながら整えられていること。

例えば、野生の植物が食べ物や薬として無駄なく、大切に扱われていること。動物も同じように、必要な分だけ頂くという考えのもとに狩猟していること。

また、暮らしの道具も自然から調達した材料に工夫を凝らして作り上げていること。

これらの要素がちりばめられているからか、読むごとに妙な力が湧いてくるのです。持続可能な暮らしに思え、安心して受け止められるということかと。 

ふと、アフガニスタンに赴き、医療や用水路を作ってきれいな水を普及するなどの活動中、銃弾に倒れた中村哲医師の、今となっては遺言のような言葉と重なるような気がしました。

私たちが己の分限を知り、誠実である限り、天の恵みと人のまごころは信頼に足る

5年ほど前、徳島県を旅したことがありました。

柚子の収穫量が多い土地だったようです。

疲れた時などには柑橘類の香りや酸味に助けられた記憶があります。

柚湯につかったことはまだないのですが・・・・。

この作品はゆずを畳み掛けて生まれるリズムにより、「作者の弾む心がよく伝わる」と解説にあります。なるほどと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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