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今日、大阪国際大学名誉教授の松田司朗氏が編集・発行者の季刊誌・宮沢賢治研究同人誌『ワルトラワラ』53号が届きました。
さっそく、ページを繰っていくと、松田司朗氏による小説「ジョバンニの妹 第4章(前半)雨のケンジュ公園林」が目に留まりました。
そこには氏がこの作品を執筆しようとした動機が以下のように綴られています。
●自然や自然が生み出した生命とつながっているとき、人を含めてあらゆるものは、生き生きとして輝いている。
●そこから離れて独自の文化を築くなかで、なぜ人は生きることがこんなに辛くなったのだろうか。
●豊かさや便利さとひきかえに、私たちは何を失ったのか。
●賢治は37歳の生涯をかけて、自らが体験した自然や自然が生み出した生命との交感の喜びを、心象スケッチによって写しとり、多くの人々に伝えようとした。
●本書は、賢治の視点に立ち、「みんなのほんたうのさいはひ」を願ったその熱い想いを、小説形式で再現しようとするものである。
賢治の想いを改めてかみしめることになり、賢治ワールドからずいぶん、遠ざかっていたことに気づかされました。
『ワルトラワラ』は賢治さん押しの方々の執筆によるものです。皆さんの作品を読んで、賢治ワールドへの一歩としたいなと思います。
それでは今日はこの辺で。
明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。