先日、平取に出かけた帰りに旧穂別町(現鵡川町)の旧とみうち駅構内に作られた、宮沢賢治さん設計の花壇「涙ぐむ眼」を見てきました。
「涙ぐむ眼」とは、なんと情感あふれる名前でしょう。いったい、どういう思いでこの花壇を設計したのだろうと謎は膨らむばかりです。
駅の跡地にはこの花壇の他に銀河へ向かって飛び立つように空中で切れている線路など、賢治ワールドを彷彿とさせる鉄道用品や建物などがありました。まさに「北のイーハトーブ」です。
「ほべつ銀河鉄道の里づくり委員会」の皆様の尽力のたまものでしょう。これらの活動が高い評価を得て、平成5年に花巻市からイーハトーブ賞、平成11年に自治大臣賞を受賞されています。
今日は『涙ぐむ眼』を中心にまとめてみました。
『宮沢賢治全集10』(ちくま文庫)P411より
旧とみうち駅構内の看板より一部を抜粋