透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

立冬の日に初雪降る

2024-11-07 19:41:20 | 日記

雪時々曇り。最低気温0.1℃、最高気温1.7℃。

立冬に照準を合わせたかのように、初雪となりました。

予報は的中です。

昨日、歩いたふれあいコースも雪景色となり、赤いナナカマドの実が雪を被っていました。旭川生まれの作家、井上靖は「雪をかぶったナナカマドの、あの赤い実の洋燈(ランプ)」と綴っていたのを思い出します。

大沢コースでは雪化粧した遊歩道と、黒々とした木々のコントラストが美しい景観を見せていて、目を見張りました。

今日は激しい霙や霰に見舞われましたが、初雪でお色直しをした野幌森林公園を歩くのは新鮮で、冷たさもどこかへ消えたような気がします。

立冬が題材となっている句です。

「作者は、これから迎える長い冬への備えと覚悟を鳥たちに見たのだ。」と解説は結ばれていました。

森を歩いている時に見たのはアカゲラ一羽だけでしたが、この句のように「翼に日を溜めて」いる鳥たちにこれから出会うことがあるかもしれません。

寒さの冬も鳥たちは、ワタクシのように暖房器具に頼らずに自前の羽毛で凌ぐのですから、立派なことだと心底思います。

この作品には、作者の鳥たちへのリスペクトのようなものが根底にあるように思えました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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