透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

谷村志穂氏渡辺淳一の文学を語る

2015-04-26 21:02:22 | 日記

晴れ。最低気温4.2℃、最高気温18.9℃。

北海道立文学館にて谷村志穂氏による「渡辺淳一の恋愛小説の魅力と北海道」と題する講演会を聴いて参りました。14時から1時間半にわたり、エピソードを交えながら作品のいくつかを取り上げ、よどみない美しい日本語で語られていたのが印象的でした。

この講演会は北海道立文学館が開館20週年になることを記念し、特別展として昨年4月30日に80歳で逝去された渡辺淳一氏の作品等を展示した「没後1年 渡辺淳一の世界ー『白夜』の青春 リラ冷えを往くー」との関連イベントの一つとして企画されたようです。

ということで、この講演を聴いた後に特別展へも足を運びました。医学と文学のはざまで恋愛小説へ向かったことをどう思うかという問に渡辺氏がこういう風に思ったという切り取り方はできないと前置きし、点と線がある一点で出会った時に人生が交差し、理屈ではなく自分の道が変わっていく瞬間があるのは確かだと谷村氏が応じていたことを思い出しながら展示室を廻りました。権威的なものへの反発からか・・・・などと思いつつ・・・・。

ところで、今日の札幌の最高気温は21.6℃。文学館がある中島公園内では桜が満開となり、柳は青々として、池にはボートを漕ぐ人たちの明るい姿が見られました。陽気な雰囲気が公園内の隅々にまで満ちて、まさしく春爛漫。

                   

                   

                   

                                

                                

                                

                                     

                              《事前の応募により、受諾のハガキ持参者のみ参加できることに》

                                    

                                        《講演中の谷村志穂氏》

                        

                        

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