透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

金子みすゞ童謡集から「あわ雪」を。

2016-11-09 20:49:36 | 

晴れ時々雪。最低気温-2.5℃、最高気温1.9℃。

最高気温が夜中に1.9℃で、日中はほとんど氷点下の冷凍庫のような一日となりました。

このように冬将軍の配下で暮らしていても、心はふわっとした温かさで包まれていたいものです。

何となく金子みすゞさんの童謡集『明るいほうへ』を手に取り、読み始めました。その中の「あわ雪」を・・・・・。

みすゞさんの手にかかると、雪はぬかるみになりにおもしろそうにまいながら降るのですね。こういう感性に惹かれて、みすゞワールドを時折のぞいてみたくなるのだろうと思います。

「あわ雪」

雪がふる、

雪がふる。


落ちては消えて

どろどろな、 

ぬかるみになりに 

雪がふる。


兄から、姉から、 

おととにいもと、

あとから、あとから

雪がふる。


おもしろそうに 

まいながら、

ぬかるみになりに

雪がふる。

 

 11:04撮影 今日のコスモスの姿です。

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