透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

新北のうた暦の掲句に「又三郎」が

2022-09-07 18:55:13 | 日記

晴れ。最低気温20.7℃、最高気温28.1℃。

昨晩は大風が吹き荒れていました。

朝、覚悟をしつつ表に出ると、コスモスは一部が倒れかかっていたものの、ほとんどは気丈にもその姿を留めていたのです。

午後から習い事の帰りに、大沢口から車道横の歩道を歩いてくると、栗の実が地面に転がっているのを見つけました。昨夜の大風で吹き飛ばされたのでしょうか。

ふっと本日の新北のうた暦の掲句を思い浮かべました。

「新秋の風はたっぷり又三郎」

又三郎と言えば、やはり、解説にあるように宮沢賢治の作品に行き着きます。

そこで、久しぶりにちくま文庫『宮沢賢治全集5』を開いてみました。

作品名は『風野又三郎』で、九月一日から九月十日までが日記のように書かれています。

ちなみに九月七日のところは「次の日は雨もすっかり霽(は)れました。日曜日でしたから誰(たれ)も学校に出ませんでした。」と書き始められ、「又三郎はもう見えなくなってゐました。一郎と耕一も『さよなら』と云ひながら丘を下りて学校の誰(たれ)もゐない運動場で鉄棒にとりついたりいろいろ遊んでひるころうちへ帰りました。」と結ばれています。

6ページ弱もあるので簡略しました。明日は作品中の九月八日の箇所をじっくり読んでみようと思います。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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