透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

初日の公演のこと&「おうい雲よ」のコラム

2022-09-10 19:17:56 | 日記

晴れ。最低気温9.9℃、最高気温25.3℃。

公演初日の今日はバスと地下鉄を乗り継いでやまびこ座へ。

人形劇「銀河鉄道の夜」の上演は代表の頑張りが実った形で大成功でした。音響担当者としてもお手伝いを無事にやり終えてほっとしるところです。

明日の舞台も誠心誠意、陰ながら力を尽くしてきたいと思っています。

「おうい雲よ」のコラムに目が留まりました。詩人の山村暮鳥の「雲」という作品が取り上げられていました。学生時代からこの作品に惹かれ、暗記していたものです。

それなのに、暮鳥自身についてはなんにも知らずにおりました。群馬県に生まれ、その後40歳で亡くなるまで、貧困や病苦に見舞われていたとのこと。そのような中で生まれた作品だったと知ると、自ずと味わいもこれまでと違ってくるものです。

そして、コラムを締めくくっているのは山村暮鳥の没後に出版された「雲」という詩集の序文の一節が取り上げられていました。40歳という若さで逝った詩人が人生を綴った言葉には、胸に沁みるものがあると思います。

〈一生とはこんなに短いものだろうか。だが、それだからいのちは貴いのであろう。そこに永遠を思慕するものの寂しさがある〉

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとっても良い一日となりますように・・・・。

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