沖縄。アメリカだけでなく、中国、台湾、東南アジアなどの文化が流れ込み、ごちゃまぜになって独自のうねりを巻き起こしているこの地は、様々な文化の新機軸を本州に伝えています。空手、パチスロ、サツマイモ、パンチパーマ、ブランド牛肉(本州の有名産地牛のほとんどは、石垣牛を連れて来て育てたもの・・・らしい)など、沖縄から本州に伝わった文化は数知れず。その中でも特筆すべきは“音楽”でしょう。
週刊少年ジャンプが数日遅れで発売される沖縄ですが、こと音楽、中でもロックやパンク、ヒップホップなどのレベルの高さは、本州の一歩も二歩も先を進んでいます(と僕は思っています)。喜名昌吉とチャンプルーズ、りんけんバンド、ネーネーズらからブレイクした沖縄ポップ、通称R-POPの躍進っぷりは、BIGIN、モンパチ、HY、オレンジレンジらに受け継がれ、下地勇、ジョニー宜野湾、パーシャクラブ、しゃかり、かりゆし58、NEW TOWNER、gullf、U-DOU&PLATY、スカイメイツ、IN-HI、大山百合香など、多彩なアーティスト陣を輩出しています。
その中でも今日は、ブレイク間違いなし、と近年僕が言い続けている“耳切坊主”を紹介します。
MONGOL800がほぼ口コミだけでWミリオンという偉業を達成した頃、次にブレイクするとの呼び声高かったのがこの耳切坊主でした。HYのブレイクのときも、オレンジレンジの時もそう呼ばれていました。だが、なぜか未だ本土での知名度は低い。彼らが自身でつけたあだ名も「永遠のネクストブレーカー」。うーん、自虐的。もっとも、沖縄のアーティストは、オリコン上位や、テレビでもてはやされることにあまり興味のない傾向があるので、「自虐」という言葉はあてはまらないか。
耳切坊主の音楽を、ひねくれ素人が省みずに評するなら、「さわやかで今風な、海辺と夕焼けが似合う沖縄製CCB」と言ったところでしょうか。どんなだ。
まあ、古今東西の全てのレビューに共通する、とどのつまりの言いたいことは、「俺様がすすめているんだから聞け!」であります。ituneのミュージックストアでも試聴できるし、以下のリンクでも試聴可能。
ヴァンダレイ・シウバの活躍、マーク・コールマンのPRIDEGP優勝を的中させて以来、あまり予言が的中していない俺様がすすめるんだから間違いないのです。
よろしく哀愁。(ゴッドフェニックス順平風)
【公式サイト】
http://mimichiri.com/
【試聴可能サイト】
http://listen.jp/store/artist_1166660.htm