徳島出張の合間に映画『ディパー・テッド』を観賞。香港映画『インファナル・アフェア』をハリウッドがリメイクしたこの映画。オリジナル版は見てないのだけど、評判良かったみたいだし、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソンと、これだけ豪華なキャストでのリメイクならハズレはないだろ、と見に行ったら、ピッチャー振りかぶって投げたら川崎球場の外野席でいちゃついてるカップルに直撃したくらいの大ハズレっぷり。
刑事がマフィアに、マフィアが警察に、それぞれ潜入して、見つかりそうで見つからなくてドキドキして、ビクビクして、ブルブルして、ぐちゃぐちゃになって、気付いたら収集つかなくなってみんな死んじゃった。そんな映画です。全然深くもなんともないストーリーは、人が死ぬところにしか盛り上がりがなく、随所に出てくる下ネタも不快なだけ。アメリカ人てどれだけOoO好きなんだよ!差別用語の連発や、人をあっけなく殺せばクール、というノリももういい加減飽き飽きさ。
いつもなら、どんなつまんない映画でも払った料金分は満足したいので、とにかく良いところを見つけ出し、自分を洗脳し、おもしろかった!と記憶に刻み込むのだけど、この映画だけはどう切り刻んでも、おもしろさのかけらすら搾り出すことができませんでした。いや、もう完敗。
でも、各種レビューサイトを見てると案外評判いいので、万人には向くのかも。まあ、ここのブログを真っ向から参考にしている奴なんていないと思うので、別にいいや。