GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

イラスト講座(2)

2007年09月17日 | 日記・コラム

 皆様お待ちかね。3月に開催して以来の、実に6ヶ月ぶりのイラスト講座です。

 前回は、道具の説明と下書きまでをやったところでめんどくさくなって切り上げましたやりました(こちら)。

 今回は、ペン入れ~彩色~仕上げまでを行いたいと思います。

【ペン入れ】



 鉛筆(シャーペン)で描いた下書きに、ペンで清書していきます。道具は以下の通り。



 通常は、Gペンや丸ペンなどのペン先と、インク、ホワイト、スクリーントーンなどを使用するみたいですが、めんどくさいのとお金もかかるので、正直クソ喰らえです。上手になりすぎて道具を充実させるくらいしかすることがなくなったら揃えましょう。



 まずは、下書きに沿って、ゆっくり慎重にペンを入れていきます。下書きは万能ではないので、必要に応じて訂正しても可です。鏡に映しながらやると、おかしい部分がよくわかります。しかし修正したところで、どの道たいした作品にはならないので、苦笑いして無視するのも良いでしょう。勢いが大事です。



 一通りペン入れが終わったら、消しゴムで下書きを消して彩色に移ります。

【彩色】

 筆ペンやマジックを駆使して黒色部分を塗っていきます。通常は薄い色から塗っていくのがセオリーですが(失敗しても濃い色で上書きできるから)、濃い色から塗った方が「俺、今イラスト描いてるんだなあ」という自己満足的な実感が、見栄えから得られやすいです。



 僕が使用しているのはコピックというイラスト用のマーカー。1本400円近くするブルジョアアイテムです。絵の具やカラーインクは準備&後片付けがめんどくさいし、下手したら服が汚れるんで却下です。

 後は子供の頃の塗り絵を思い出して、ひたすら塗りたくります。色の相性とか考えるのもめんどくさいので、できるだけ同系の色でまとめると無難に仕上がります。細かいところは、コピックの筆ペン側で塗ります。少々はみ出ても、どうせ見てくれる人はごくわずかなので、気にせずにいきましょう。






 時にはリアリティを出すために、資料を見ながら描くことも大事です。



 作品がいまいちパッとしない時は、輪郭を適当に強調すれば、立体感が出て多少は見栄えがするようになります。



 少々のミスや違和感は、もう完全に無視して笑い飛ばしましょう。そんな程度のことで気に病んでいると、いい年してお絵かきに興じる自分の恥ずかしさに気づいた時に、舌を噛むくらいしか選択肢が残りません。「生まれてきてごめんなさい」という謙虚な気持ちを心の片隅に置きつつ、表では開き直っているふりをしてクールを装いましょう。

 以上で完成です。



 結論。人に教わっている暇があったら、今すぐ公園にでも行って、写生でもして来た方が上達するはず。それができないなら開き直るしかないですね。お互い強く生きましょう。押忍。