GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

比叡山

2008年07月20日 | 日記・コラム

本日は、比叡山延暦寺阿弥陀堂にて行われる薪歌舞伎イベントに、得意先ご一行様をご案内中。

ただいま夜20時。21時に終了予定です。会場は野外の特設ステージなのですが、チケットはお客様の分だけなので、僕らは外で待ちぼうけ。覗こうとしても覗けない、絶妙な設営っぷりは見事の一言。

ライトアップされた延暦寺(8月が本番。現在は一部だけ)をぼーっとながめ、ふと気を抜くと、人生や将来について考えてしまいそうで、危ういので一眠りしようかとも思うのですが、蚊の大軍のせいでそれもかなわず。

となりに、歌舞伎に出演中の大物役者の奥さんらしき人がいるのですが、おそらく街中では漂いまくってるであろうオーラが、比叡山延暦寺という場から発せられる磁場の中ではちっぽけなのでしょう、携帯をかけている所を案内係の人に叱られてました。

人類皆平等。万歳。





よくある平凡な休日

2008年07月20日 | 日記・コラム

起床後、スカパー!で『ナショナルトレジャー2(注1)』と『アドレナリン(注2)』を見て、ショッピングをすべく大津PARCOへと自転車を走らせ、まずは時計店で衝動買いをしようと目論むけど、お目当てのスカーゲン(注3)は新作が出てなくて、それ以外のブランドも似たり寄ったりの狙いすぎ感にまみれていたのでスルーし、タワレコへと歩を進め、橋本真也没後3周年記念CD(注4)を探すが、置いてなかったので、あきらめて紀伊国屋書店で『バイオの黙示録』(諸星大二郎)を購入。意気揚々と、向かいの漫画喫茶へ移動し、梅昆布茶(濃縮二倍)を片手に、ニコニコ動画でマッスル(注5)と大日本プロレス(注6)の動画を見て、そりゃこんなのばっかりに慣れてしまったら、民放のバラエティー番組なんか見れないよなあ、とひとり物思いにふけり、でもそんな独りよがりな思考に不安が生じ、頭をリセットするために再びニコニコ動画で『バタリアン』(注7)を見て、80年代ホラーの懐かしさとシュールさに胸を撃たれて、周囲に迷惑をかけないよう静かに
大爆笑して、心に平穏がおとずれ、帰り際にコンビニで週刊プレイボーイを手にとり、となりの女子高生の目を気にしつつ、グラビアページを開かないよう細心の注意で中盤の『キン肉マンII世』を立ち読み、ヘルズベアーズVSヘルイクスパンジョンズ(注8)の攻防をイヒイヒ堪能し、最近かかさず飲んでいる乳酸菌ラブレと、じゃがりこのバジル味を買って、帰路に着く。

さっそく買って来た『バイオ黙示録』を読む。なんというか、相変わらず中毒性じんわりな世界観に軽いトリップを感じつつ、一気に読破。

80年代週刊少年ジャンプで育てられた漫画趣味遍歴は、30年目にして諸星大二郎というひとつの結論に到達したのである。

これで最早迷いはない。明後日7月21日のDREAM.5目指して、あと2日、あと2日だけ生き延びる事を心にちかった、ある蒸し暑い夏の夜。

【脚注解説】
(注1)アドベンチャー映画。良作だけど、すれっからしには物足りない。見所は明らかにおかしい主役の人選。
(注2)アドレナリンでのみ抑制できる毒薬を打たれた主役が、ひたすらハイテンションで暴れまくるB級アクション。ラストシーン大好き。
(注3)スウェーデンの時計メーカー。シンプルイズベストなデザインが素晴らしい。
(注4)橋本真也の入場テーマ曲『爆勝宣言』。この曲が流れるだけで、パブロフ犬のごとく高揚し涙腺がゆるみ、心の中で橋本コールをしてしまうのが、日本男児のあるべき姿。女子供には一生理解できない領域。
(注5)マッスル坂井プロデュースのプロレスイベント。演劇論と台本を重視した内容は、格闘1に対して演出9。笑点やフィギュアスケート、学園ドラマ、動画共有サイト、三国志、時事ネタなどを取り入れた、突き抜けるにも程があるセンスは、最早プロレスや演劇の範疇でくくれない。試合のクライマックスに起こるスローモーションは必見。昨年テレビ埼玉でレギュラー放送を獲得。初回から、試合は一切流さず意図的なやらせドキュメンタリーを放映、ネタ切れを理由に後半15分はひたすらエンドロールを繰り返すという放送事故ギリギリのたちの悪さを発揮し、すれっからしファンの喝采を浴びた。ニコニコ動画で『マッスルハウス』で検索しよう!
(注6)凶器やデスマッチを売りにした最凶プロレス団体。蛍光灯や画鋲に突っ込んだり、高さ6メートルの足場からのムーンサルト・プレスなど、そのキXXイぶりは凄まじい。一見残酷だが、安易に見せ物に走らず、またレスラー達の純粋さ、一生懸命さは世論をひっくり返し、最近ではテレビレギュラー放映も始まり、女性ファンも少なくない。
(注7)20年前くらい(?)に流行ったホラー映画。脳みそが好物で、ゾンビのくせに頭がよく、やたら足が速いリビングデッドの物語。当時のB級ホラーのシュールさが、今の時代に絶妙にマッチ。いきなり服を脱いでストリップを始めるバカ女や、頭の悪そうにも程があるリアルジャイアン達が、期待通りの末路を辿っていく各場面のたまらさや、時代遅れすぎてやたらに神がかった音楽などにしびれつつ、最初から最後まで爆笑必死の名作。スプラッタ臭が少ないので家族で楽しめる(そうかなあ)。
(注8)ヘルズベアーズは、人気キャラウォーズマンと、正体不明の熊のヌイグルミ超人マイケルからなるタッグチーム。ヘルイクスパンジョンズは前作の重要キャラネプチューンマンと、主人公の親友ながら暗黒面に支配されたセイウチンのチーム。現在マイケルの正体について各地で論議が起こっている。