気まぐれ日記

カメラを持って、花を主とした写真を撮っています

京都にて(9)

2009年01月21日 | その他

12日観光の最後の4社寺目は、真言宗総本山東寺の国宝「五重塔」です。天長三年(826)弘法大師の創建着手に始まり、落雷が殆どとのことですが、四回も焼失したのち、寛永二十一年(1644)徳川家光の寄進により竣工したものが現在の五重塔なのだそうです。この五重塔は、高さ55mあり、現存する日本の古塔中最高の塔だとか。

五重塔は、心柱という中央の柱の周りに、建造物として建てられている積み上げ構造をとっているため、地震では倒壊したことはない、とのことです。ただ、逆に心柱が独立しているので、構造物の重量と木材乾燥のため圧縮され、約50cmも縮んでしまったのだそうです。そのため、元禄五年(1692)に、心柱をだるま落としの手法で約50cm切り落としてあるのだそうです。これは一層目心柱部分の天井がそれだけ下がってしまっていることからも確認できます。

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