「都立八庭園で新春を祝う」と言うことで、1月2日と3日に渡り、都立庭園ではそれぞれに趣向を凝らした行事が執り行われています。その中から、今日は浜離宮恩賜庭園で行われていました「諏訪流放鷹術の実演」を見学してきましたので、ご覧ください。
「放鷹術」と言っても、使用されている鳥は鷹のみではなく、隼(はやぶさ)や木菟(みみずく)そのほか名前を覚えられませんでしたが、2~3種類の猛禽類の鳥を訓練して使っているとのことでした。
鷹は非常に繊細な動物と言うことで、「据え」という鷹匠の水平に保った拳に鷹を止まらせた状態で、鷹に会場を慣れさせるため、しばらく会場内を歩き回っていました。その後、ようやく訓練の成果を見せていただきました。とはいえ、デジカメで動きの速い、しかも大勢の見物客の後ろからでは、なかなかうまいシャッターチャンスをつかむことができません。そんなわけで動きの少ない写真となっています。
一番最後の実演は、会場そばの地上200m強という電通ビルの屋上から、会場のおとりの鳩めがけて隼が、一直線に飛んでくるはずでした。でも、何か気をとられるものがいたらしく、なかなか会場にまでやってきてくれません。その上、隼が沢山のカラスに追いかけられるというおまけまでつき、ようやくおとりの鳩を捕まえることができたときには、会場にいた沢山の見物客から、拍手喝采を受けていました。