10年前の東日本大震災で大きな被害を受けたこの常磐橋。
アーチ輪石の変形や路面の陥没などにより崩落の危険が生じていた。
と言うことで、2013年(平成25年)より修復工事が行われ、約7年かけ東京都内で最古の石橋の復旧工事が完成し、周辺の整備を経て2021年5月10日から通行が再開された、と新聞で報じられた。
修復工事を行っていた常磐橋が、修復が終了し、本来の姿を取り戻した。
八角形の大理石の親柱と、唐草意匠の手すり柵。
そして路面には、当時いち早く取り入れられた「歩車分離」(人は端、馬車と人力車は中央)が再現されている。
これらは浮世絵、古写真、資料などを頼りに復元されたという。
気になっていたのですが、なんとなく行きそびれていたのですが、久しぶりの晴天の今日、行って来ました。
所で、この修復された常磐橋が、何故常盤橋ではないか、です。
それは、この常盤橋は江戸時代に木造の橋としてかけられた橋です。
それが明治になって、この木造橋は石造のアーチ橋に架け替えられたのです。
それが関東大震災後の復興計画で幅広の常盤橋が少し離れたところに建設されて、旧橋は最初の石橋と言うことで、「常磐橋」と呼ばれるようになっのだそうです。
この常磐橋から日本橋川の僅か70mに、架けられています。
こんなに近い場所に常磐橋と常盤橋という、同じ読みの名前の橋があるとは、知りませんでした。
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