先日はこの「Bench Art in Marunouchi 」で見落としたところがある、と書きました。東京駅は、先の戦争で焼け落ちた部分の設計状態への復旧工事を。この数年に亘って行っていました。この工事も先日無事終了し、明日10月1日には、めでたくリニューアルオープンすることになっています。
では、「Bench Art in Marunouchi 」と、この東京駅のリニューアルとが、一体どのような関係にあるか、と言うことです。
今日ご覧いただくのは、見落とした中での「辰野金吾博士」の銅像です。ご存じの通り、辰野博士は、1914年にこの東京駅(当時は、中央停車場と呼ばれていたそうですが)駅舎設計者です。コンクリート造りを推奨すると言う多数の意見を退けて、鉄骨赤煉瓦造りにこだわったのだそうです。
この新装なった東京駅を、もし辰野博士がご覧になったら、どのような感想を聞かせて呉れたでしょう、気になるところです。
戦火で東京駅が焼け落ちたときも、骨組みと赤煉瓦は大半が残ったため、当時ドーム部の再建が出来なかったのですが、八角形の屋根で再建されました。さらに今回は、東日本大震災で被害を受けたにもかかわらず残った、雄勝町産の天然スレートが、40、000枚以上使用されているそうです。
明日は台風、との予報も有り、幸い晴天の今日出かけました。東京駅近辺には、カメラを新装なった東京駅に向けて盛んに記念写真を撮っておられる方、また、写生をされている方など、思い思いに記憶にとどめようとされていました。
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