「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「ツォツィ」 (2)

2007年04月11日 10時56分02秒 | 映画
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/46674911.html からの続き)

 暴力と蔑みのなかで育った子は 暴力と敵対の生き方しかできないし、

 愛情を与えられた人間は 優しさやいとおしさなどの 感情が育まれるでしょう。

 この映画は正に そういうことを表現しています。

 それは 境界性人格障害の人も同じです。

 愛情というものが 人間にとって如何に大切なことか。

 全ての子に 適切な愛情が注がれる世の中に なってほしいと願うばかりです。

 

 この映画は 殺人や暴力的なシーンがあるという理由で、

 映倫のR-15指定 (15才以下は鑑賞禁止) を受けています。

 しかし 命の大切さや罪の意識に目覚め、人間としての希望を 描いている作品だとして、

 少年たちにも見せようという運動が 各所で起こっているようです。

 試写の日も上映後、中学生に見せてもいいかどうか というアンケートが行なわれました。

 結果は圧倒的に 見せるべきだという意見が 多数を占めました。

 見せないほうがいい という人たちも

 子供のことを 真剣に考えての末だったでしょう。

 でも 僕自身が中学生のときのことを考えてみると、

 やはり観て感動するだろうし 得るものが大きい作品だと思います。

(小学生だとショックが 大きいかも知れませんが。)

 ぜひ運動が実を結んで 中学生たちにも公開されるように なってほしいものです。
 
コメント
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