今日は、東京に 雪が降りました。
「境界に生きた心子」 から 抜粋します。
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葬儀の二日後、東京に 雪が積もった。
心子の好きな 雪が。
心子に 見せてあげたかった。
窓から 心子の写真と並んで 雪景色を眺めたあと、
写真を抱いて 雪の中を歩いた。
心子の上にも 白雪は降り注いだ。
「しんこ……見えるか?
真っ白い雪だよ。
きれいだね……」
この雪が もう少し早く 降っていたら、
心子を 思い止まらせることが できただろうか……?
その晩、僕は心子と 雪見酒を飲んだ。
心子が 一緒に飲みたいと 言っていた。
涙酒だった。
しんしんと、雪は降り続けた。
永久の旅路に発った 心子を弔うかのように……。
詳細を知りたいと思って検索していましたら
こちらに。
この雪がもう少し早く降っていたら・・。
涙があふれました。
家族は そんな気持ちになるんですね
心子が旅立つ1週間ほど前の記述を引用します。
「心子からメールが届いていた。
<マンションの屋上から飛び下りるとき、雪が降ってきたの。
雪が心子の心を癒し、私は何とかこの時間だけ呼吸してます>
心子は雪が好きだった。
死へと墜落する心子を、雪が束の間引き止めた。
心子は僕と雪見酒が飲みたいと言っていた。」
もしできたら、拙著「境界に生きた心子」もご覧になっていただければ幸いです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797439130/ref=pd_rhf_p_1/249-6019257
ただし、ボーダーの方ご本人が拙著を読まれた場合、非常に共感・感動し救われたという方と、フラッシュバックを起こしたり傷ついたりする方の、両極端に分かれることがあります。
ボーダーの方の心の健康を守る必要があるので、その点をどうか予めご了解くださるようお願いいたします。
(記事「ボーダーの方の感じ方」をご参照ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/16981930.html)
なお、現在僕は同じ内容のブログをヤフーをメインにやっています。
こちらのほうへお越しいただけたら幸いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531
ごまさんが少しでも過ごしやすくなることを祈っています。
これからも是非よろしくお願いいたします。
さっそく取り寄せ、拝読いたしました。
雪が降ったところで、思わず涙しました。
心子さんに見せてあげたかった…
お気持ちが痛いほど伝わってきました。
心子さんが穏やかに、安心して日々を過ごされますよう、願わずにいられませんでした。
以前の記事ですが、こちらにコメントさせて頂きました。
お付き合いされていた方もボーダーだったのでしょうか?
拙著が何か参考になったでしょうか?
雪のシーンに共鳴してくださり、どうもありがとうございます。
心子もまいさんの気持ちが届いてきっと喜んでいることでしょう。
明日は心子のお墓参りに行きます。
まいさんのことも伝えさせていただきます。
同じ内容のブログを、ヤフーをメインにやっています。
こちらももしコメントなどいただけたら幸いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531
今後ともまたよろしくお願いいたします。
ご本を拝読していると、
心子さんの言葉と、
過去に彼女が言っていた内容がオーバーラップしたり、
心子さんの生い立ちや境遇に、
彼女との共通点を見出したりしました。
でも彼女がボーダーだったのかどうかは
定かではないです。
本当のところどうだったのかという事を
追及するつもりではなく、
ただ当時の私にもう少し知識があれば、
感情的にならずに
彼女の虚無感、
短時間のあいだにも変化する気持ち、
安心できる時間がないしんどさ、
そういった根本的な部分から生まれているのであろう苦しさを、理解の上で接する事ができたのかもしれない
もっと自分にも余裕を持って、分かろうとすることができたのかもしれないと、そう思いました。
色々な都合で、
彼女との交流は絶たれてしまいましたが、
今も忘れがたい存在です。
とても純粋で、曲がったことが嫌い、
勘の鋭さ…
痛いほど核心を突く言葉の数々
常に真摯で、休むことを知りませんでした。
夜分に長々と…すみません。
記憶が甦ってきてしまいました。
実は まずヤフーのブログの方にコメントを、
と思ったのですが、
システムの調子が悪かったのか、打ち込むことができなかったので、こちらにコメントさせて頂いた次第です。
(またヤフーの方でも試してみたいと思います。)
心子さんと、お話しに行かれるのですね。
暖かいお天気になるといいですね。
道中、お気を付けくださいませ。
お付き合いされていた方と心子に通じるところがあったのですね。
そういう方はとても多いです。
純粋で勘が鋭いなどの気質も重なりますね。
交流が絶たれても忘れがたい存在だというのは、どんなに魅力的で大切な方だったのだろうと思います。
離れたのは残念でも、今も心の中に生きているのでしょう。
記憶が甦ってきて大丈夫だったでしょうか?
どうぞご自分を大切にしてあげてください。
BPDの知識が広まって、接し方も分かるようになり、お互いにとって生きやすい世の中になっていくことを、心から願っています。