ゴールデンウィークを利用して、
被災地へボランティアにいこうとうい人たちが 列をなしています。
(僕は残念ながら その余裕がないのですが。)
石巻市の社会福祉協議会が 受け入れ窓口のボランティアセンター (VC) を設け、
ボランティアの人に 作業内容や派遣先を割り振ります。
GW初日の29日、 ボランティアの希望者は 1200人で、 前日の1.5倍。
VCは45人のスタッフで 対応に追われます。
車の有無や 保険の加入など、 各自の事情なども 確認しなければなりません。
車で駆けつける人が多くなり、 交通渋滞が深刻になっています。
移動時間は普段の2倍、
「せっかく来てくれても 実働時間がどんどん短くなってしまう」 と、
VCの担当者は言います。
こうしたなか、 気仙沼市などのVCは、 処理能力を超えた 希望者が殺到し、
連休中の新規受け付けを 中止せざるを得ませんでした。
ボランティア経験者のみ、 グループ限定などの条件付きで
受け入れている自治体もあります。
しかし 被災現場は圧倒的に 人手が足りていません。
希望者の熱意と 現場の要求が結びついていないのです。
阪神大震災でも 同じ問題に直面した 兵庫県社会福祉協議会などは、
東北道に隣接した事務所に 「情報センター」 を設けました。
ボランティア希望者は 高速から降りることなく、
受け入れ可能なVCや 到着までの予想時間が分かります。
十数人のスタッフは、 電話で案内をしています。
(022-377-3122)
担当者は こう呼びかけています。
「受け入れ情報は流動的で 刻一刻と変わっている。
尊い志が生きるよう、 きめ細かく情報を集めてほしい」
〔 朝日新聞より 〕