(前の記事からの続き)
○あなたには あなたの感情について 選択権があることを 覚えておきましょう:
もしBPDの人が 「お母さんは 世界で最悪の母親だ!」 と言ったとき、
あなたは 罪悪感を持つという 選択ができます。
あるいは、 明日になれば BPDの人が
「お母さんは世界一だ」 と 言うかもしれないと知っているので、
今の言葉を 真に受けない (非個人化する) ことができます。
時には、 BPDの人の 良いフィードバックを 非個人化することも必要です。
スプリッティングの 良い面 (理想化) が、
悪い面 (価値下げ) を伴っていることを 忘れてはいけません。
あなた自身の自己価値という 一貫した感覚を 持つ必要があります。
BPDの人が 何と言っても、
あなたは 女神でも悪魔でもなく、 あなたは あなたでしかないのです。
○見捨てられ恐怖が BPDの人に
どのように アクティング・アウトを引き起こすか、 理解しましょう:
BPDの人は あなたが言った言葉を、
あなたが 彼 (彼女) を大切にしていない という意味に曲解し、
その証拠を探しています。
でも彼は、 あなたに優しく尋ねれば あなたが嘘をつくと思っています。
non-BPDの人から 真実を引き出すには、
攻撃して脅すしかない と考えます。
悪意はありません。
自分が欺かれていると 余りにも確信しているので、
non-BPDの人が傷つくとは 思ってもいないのです。
○BPDの人は 恥の感覚のせいで、
通常のセリフの中にも 批判を聞き取ってしまうことを 理解しましょう:
BPDの人は 過度に敏感です。
周りの皆が、 彼がでっち上げをしていると 感じるので、 腹を立てています。
〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕
(次の記事に続く)