親たちは、 子供に対する責任は 自分にあると思って、
ひどい行動にも 耐えようとするかもしれません。
あなたの子供が 自分や他人に暴力的なことをしたら、
セラピストや公共機関, 家族や友人に援助を求めてください。
○ 治療施設への入所
入院した子供が、 本当に安全になる前に 退院させられる場合があります。
退院した子が大量服薬して、 病院に逆戻りしたも例もあるので、 対策が必要です。
○ 警察の介入
子供が 暴力や脅迫をした時は、 警察に介入してもらうことができます。
傷害の危険が明らかで 切迫していると説明しましょう。
子供に精神的な障害があることを 警察に知らせないと、
反抗的な子供の問題だと 思われるかもしれません。
危機的な情報を記した用紙を 事前に用意し、 警察に渡すことが勧められます。
以下のようなことを記入しておきます。
・ 簡単な病歴
・ 診断名とその定義
・ かかりつけ医の名前
・ 服用している薬
子供の行動がエスカレートし続け、 治療に同意しない場合は、
精神科救急に収容されるかもしれません。
危険な行動への対処は、 恐らく最も難しい局面です。
しかし対策を立て、 外部に援助を求めることで、
危険性を和らげ、 脅威を減らすことができます。
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕