(前の記事からの続き)
《離婚を考えているなら》
子供を虐待から守れない 不安を感じるでしょう。
男性のほうが この不安を持ちます。
・ 裁判所は母親寄りです
・ 裁判所は、 身体的虐待は立証できても、 感情的虐待には無関心です
・ ボーダーの女性の中には、 親権を失うことで半狂乱になったり、
相手の信頼を 傷つけようとする人がいます
裁判の場は、 ボーダーの人の スプリッティングを助長します。
ボーダーの人の 脆弱なアイデンティティや 根深い不安に対する 脅威となります。
積極的なアプローチをする必要があります。
・ 受け身でなく、 戦略的に考える
衝動的に行動しない
・ 争点を取捨選択する
・ 自分が標的にならないようにする
・ 誠実であること
・ 配合者の行動パターンを示す 証拠を集める
○ 幼い子供たちに話をすること
4~6歳の子供には、
「誰が何と言おうと、 パパはお前を愛しているよ」 と伝えます。
母親の言葉を 取り消そうとする必要はありません。
○ 年長の子供たちに話をすること
8~10歳の子供には、 事実に基づいた 情報を与えることです。
あなたの愛情に満ちたでき事を、 一緒に思い出させてください。
どんなことであれ、 配偶者を侮辱することは 言わないでください。
10代の子供には 使う言葉が異なります。
「離婚は パパとママにとっても とても辛いことだよ。
誰が何と言おうと、 パパはお前を愛しているよ。
恐くなったりしたら、 すぐに電話をかけておいで」
● 子供を持つことを 考えている人へ
これから 子供を作ろう考えているなら、
ボーダーの人が 充分に回復に向かうまで 待ったほうがよいでしょう。
子供は、 常に親に無力感を与えるものです。
自分の感情が認められないことが、
ボーダーの人の行動化を起こす 最も大きな要因になります。
親の仕事というのは、 この世で最も大変な仕事なのです。
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕