「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

11・16緊急抗議アクション

2024年11月17日 20時59分12秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 きのう(11月16日)神宮外苑で 「神宮外苑を守ろう訴訟」(https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000120 ) の緊急抗議アクションがあり、参加してきました。

 10月28日から 一部(建国記念文庫の森)の伐採が始まり、それに対し執行停止を求める 新たな訴訟を起こしていました。
 3本が切られて、移植の工事が行われていましたが、昨日16日にまた伐採されるということでした。

 停止の判決が出ないうちに切り続けるのは あまりに乱暴であり、抗議のアクションが行われたのです。
 15日夕に告知された緊急のアクションでしたが、50~60人の人達や議員3人、学者やジャーナリストなどが集まっていました。

 今回の再開発計画が、如何に一方的で不当,悪質なものであるかが話されました。
(以下、当日聞いた話の記憶なので、不正確な表現があればご容赦ください。)

・事業者は計画をオープンにすると言いながら、伐採のスケジュールを教えない
・建国記念文庫の森は「樹林地」であり 法律的に伐採はできないが、東京都はその制度を歪めてしまった

・明治神宮の総裁4人の中に、事業者(三井不動産)の元幹部と小池百合子がいる
・新宿区長は小池百合子の言いなり

・建国記念文庫の森と第二球場の跡地に建設予定のラグビー場は、ラグビー場としての条件を充分に満たしていない
・ラグビー場と言いながら 実はコンサートなどのイベント会場である

 その他にも数多くの理不尽や違法性が述べられていましたが、その場で詳細に理解や記憶ができませんでした。(^^;)

 なお今回の伐採は、以下のように余りにも急速な動きでした。
 9月9日に事業者が「緑の保全の見直し案」を発表
 同27日に住民説明会、30日に変更届提出
 10月21日アセス審議会、同日に伐採申請
 同25日に新宿区が建国記念文庫エリアの伐採許可
 28日伐採強行、11月12日に情報開示

 このように強権的な行政・事業を、心子も決して許さないでしょう。


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神宮外苑再開発の見直しを求めて

2024年11月13日 15時50分19秒 | 神宮外苑再開発 見直し

 長らく開店休業状態のブログでしたが、
 思うところあって 再開したいと思います。

 心子と行った想い出の場である 神宮外苑・銀杏並木。
 しかし現在、神宮外苑の再開発が大きな問題となっています。

 メインの銀杏並木は残されますが、
 約700本の貴重な樹木が伐採され、
 銀杏並木の横に 高層ビルが3つ建設される予定で、
 「風致地区」である外苑の景観が 一変してしまいます。

 神宮の森は 渋沢栄一ら有志や 国民の寄付と献木によって、
 100年後の “都市の杜” を構想して造られた、
 取り替えのきかない 歴史ある樹木たちです。

 ユネスコの諮問機関である「イコモス」は、
 「神宮外苑は 世界の公園の歴史においても例のない文化的資産」だとして
 再開発中止の警告 「ヘリテージ・アラート」を発しました。

 そもそも神宮外苑は 高い建物を建てられない 「都市計画公園」でした。
 しかし東京都はこの制度を歪め、高層ビル建設を許可してしまいました。

 何よりも根本的な問題は、
 これらの計画が 市民を無視して進められてきたことです。

 再開発の問題を分かりやすくまとめたページがあるので↓ ご覧ください。
「神宮外苑の再開発、何が問題になっているの?」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/jingu-gaien-redevelopment-project_jp_648afac4e4b04ee51a99c974

 1年半ほど前、再開発の見直しを求めるネット署名があって、
 僕はすぐに署名し、その後も経緯を追っています。
https://www.change.org/p/%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E5%A4%96%E8%8B%911000%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%A8%B9%E6%9C%A8%E3%82%92%E5%88%87%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7-%E5%86%8D%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%AF%E8%A6%8B%E7%9B%B4%E3%81%97%E3%82%92?recruiter=1131897030&utm_campaign=signature_receipt&utm_medium=facebook&utm_source=share_petition&fbclid=IwY2xjawGhFHVleHRuA2FlbQIxMQABHYvLi7kYh3mRCO9q2A2sWdJW0bqQWF-rS4AcWUVjVcPul2gAuprEM6Sy8Q_aem_MnPjIytVgRwPzseIuMeD-Q

 ネット署名など 市民の訴えの成果もあって、
 計画は1年延期され、事業の改定案が出されました。
 伐採する樹木の数が減らされたりしましたが、見かけの本数だけで、
 「緑の質」など 科学的な検証がされていません。

 しかし東京都は これを審議することなく 計画を許可してしまい、
 10月28日に 一部の伐採が始まってしまいました。

 そして これに反対する訴訟が起こされ、僕も原告に加わりました。
https://www.dropbox.com/scl/fi/nhf9yn17zi4kcbzutz86j/.pdf?rlkey=qv0rz144ibkz4oe6e7gon009u&e=1&st=5lalbomh&dl=0

 11月10日には、伐採樹木の追悼会,神宮外苑ウォッチに参加してきました。
 ざっと2~300人が集まり、福島瑞穂や衆議院議員も参加、
 ちばてつやさん,いとうせいこうなど 著名人のメッセージも寄せられました。



 動き出した事業を止めるのは とても難しいかもしれませんが、
 最後まで闘う必要があると思います。

 心子もきっと そう言うに違いありません。
 心子と再会したときのことを、「境界に生きた心子」にも記しました。↓

「心子は、職場の卑劣ないじめを許したくないと言い、他のいじめに苦しむ人たちのためにも、自分が精神的苦痛の労災認定の前例になりたいと悲願を訴えた。
 例え自分がちっぽけなアリであっても、世の中の理不尽という巨象に立ち向かうことをはばからないのだ。」

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