「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

花畑記念庭園

2024年12月18日 08時02分19秒 | 心子、もろもろ
 毎月恒例の心子のお墓参りのとき、いつも行く心子似の花屋さんの近くにある、花畑記念庭園です。
 小さいですがなかなかいい庭園。
 ちょうど紅葉の見頃でした。






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外苑訴訟第6回口頭弁論・報告会(2)

2024年12月14日 20時07分43秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 報告会ではオンラインで、埼玉大学名誉教授(都市工学)の岩見良太郎さんが、再開発の違法性について述べられました。

 とても専門的で難しい話でしたが、要点を簡単に説明すると、次のようになります。

 都市再開発法では、再開発が認められるためには、「(現在の)土地の利用状況が著しく不健全」という要件が必要だと定められています。

 東京都は、この要件に神宮外苑を無理やり当てはめようとして、
 スポーツ施設などが老朽化しており、バリアフリーなどが不足していると言い、
「土地の利用状況が著しく不健全である」とこじつけているのです。

(土地が十分に利用されているとは言い難い、と主張しています。)

 神宮外苑がそのような状況であると、一体どうして納得できるでしょう?
 そのようなこじつけが、外苑に超高層ビルを建てたり、貴重な樹木を伐採し公園を破壊する理由になるのでしょうか?

 神宮外苑は、法的に高層ビルを建てられない「都市計画公園」ですが、再開発が適法だと認めたのは小池百合子だけです。

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外苑訴訟第6回口頭弁論・報告会(1)

2024年12月13日 20時52分21秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 12月12日、神宮外苑再開発認可取り消し訴訟 第6回口頭弁論を傍聴してきました。
 この日は、公判前に東京地裁入り口でのアピール、公判後に記者会見、そして報告会がありました。

 公判では原告団が約20人、傍聴人は50人余りだったでしょうか。
 近隣住民の方2人による意見陳述もありました。

 裁判長は原告と被告(東京都)双方の書面に対して、更に具体的な意見を提出するよう求めました。
 次回の公判期日は2月19日です。

 公判と記者会見では発言者の言葉が聞き取れなかったり、専門用語に理解が追い付かなかったりしましたが、
 報告会ではプロジェクターやマイクも使って、訴訟の問題点などをまとめた説明がされました。

 それを簡単に記していきたいと思います。

 訴訟は東京都訴訟と新宿区訴訟の2つがあります。
(僕は後者の原告に加わりました。)

 前者は東京都が出した再開発認可の取り消しを求めるもの、後者は風致地区である外苑の樹木伐採許可の取り消しを求めるものです。

 今回の12日の訴訟は前者です。
 前者の争点は2つあり、原告適格についてと、再開発の処分の違法性についてです。

 原告適格とは、再開発認可の取り消しによって原告住民に利益の回復があるかということで、もしないと判断されると、裁判の土俵に乗ることができません。

 騒音問題、高層ビルによる風害、景観利益などが原告に認められるかどうかです。
 ハードルは高いそうですが、原告一人一人に対して原告適格あるかを判断されるということです。

 違法性については、再開発計画に対して次の点などを訴えています。
・環境影響評価の審議が不十分
・都市計画法の要件を満たしていない
・「公園まちづくり制度」を不当に適用してしまった
・風致地区、文教地区である外苑に不適合
・都市再開発法に反している

(続く)

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日比谷公園の銀杏

2024年12月11日 09時58分57秒 | 神宮外苑再開発 見直し
東京地裁のよこにある日比谷公園の銀杏です。 










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外苑ウォッチ,署名呼びかけ

2024年12月08日 11時42分02秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 12/7外苑ウォッチに行ってきました。
https://www.youtube.com/live/bLV-avDytek

 事業者が伐採ではなく移植にすると言った木を 十数本見ました。
 ところが現状は無惨なものでした。

 移植された木は、運搬の邪魔になると言って枝が大量に切り落とされ、葉がほとんどない木もありました。


 この木などはまるで枯れ木です。


 これでは光合成をしたり、生き続けていくことができないのではないでしょうか。

 支えるための添え木がありますか、この添え方も木が育っていけないやり方だそうで、樹木の専門家がやっているのか疑われます。

 更に、移植をするために既存の樹の根を大幅に切っているそうです。
 木々を大切にしようという意思があるとはとても思えません。

 また、メインの並木からラグビー場に入る道の18本の銀杏並木について、当初伐採とされていたのが批判を受けて、事業者は“移植を検討”と言い換えました。
 しかし上記からも分かるように、巨大な銀杏の樹をそのまま移植できるとは考えられません。

 事業者は本音は伐採のつもりでしょうが、ただ“検討”と言いつくろい、伐採の本数が減ったと公表しています。
 それをマスコミが鵜呑みにして報道しているという、大本営発表のような状況になってしまっています。


 外苑ウォッチのあとは、もうひとつのイベント、銀杏並木で署名の呼びかけに参加しました。
 「外苑を破壊から守るための署名をお願いします」と声を挙げました。

 銀杏並木を観に来るのは若い人たちが非常に多く、初めはスルーされていましたが、そのうち署名してくれる人が続々と出てきました。
 やはり関心を持ってくれる人たちは一定数いるのですね。

 下記URLは、小池百合子に送る署名用紙です。
 よろしければぜひ記入・郵送していただければありがたいです。m(_ _)m
(都庁の住所は必要ありません。)

https://www.dropbox.com/scl/fi/3ljv83r2t8tj6xknxawug/v2.pdf?e=1&fbclid=IwY2xjawHByrhleHRuA2FlbQIxMAABHdPKnTFsNy71ZZ97_nYpzarha38mBI59HLIPDPseveuUWWwHI8p7rgoB5Q_aem_63JTDJ0Dwil4DQbfvIxdLg&rlkey=67ulqb6v6laerxgityjrjuab6&st=b36djhgz&dl=0


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外苑訴訟ロッシェル・カップさんの意見陳述

2024年12月08日 10時57分47秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 先日の外苑訴訟での ロッシェル・カップさんの意見陳述の動画と全文がアップされました。
(動画は公判のあとの記者会見のものです。)

https://www.youtube.com/watch?v=SvaZntuGJJY

https://www.change.org/p/%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E5%A4%96%E8%8B%911000%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%A8%B9%E6%9C%A8%E3%82%92%E5%88%87%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7-%E5%86%8D%E9%96%8B%E7%99%BA%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%AF%E8%A6%8B%E7%9B%B4%E3%81%97%E3%82%92/u/33091689?cs_tk=AytJa6_AxmB3Q5kmXGcAAXicyyvNyQEABF8BvDg5YmFkNWQyMzAyZTIzMDVhZGFhY2JjOTY2Y2IxOWM3YTc1MTQwZWFlZjRlMzM5N2UwYjFjZDg4ZGIwM2Y1ODA%3D&utm_campaign=ca124bb414c34d1e9dc0d49d9997aae8&utm_content=initial_v0_9_0&utm_medium=email&utm_source=petition_update&utm_term=cs 
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神宮外苑 新宿区訴訟を傍聴

2024年12月05日 20時52分34秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 東京地裁で、神宮外苑 新宿区訴訟の第5回口頭弁論を傍聴してきました。
 新宿区が樹木伐採に許可を出したことに対する訴訟です。

 この日は、原告の中心人物であり、再開発 見直しのネット署名の発信人である、ロッシェル・カップさんの意見陳述がありました。
 要旨は以下の3つです。

①樹木の価値
 温暖化が問題になっている中で、神宮外苑の樹木の冷却効果は大きい。
 事業者は伐採を補うためとして、新たに木を植えると言っているが、若い木は既存の木と比べて冷却効果がない。

②歴史の問題
 神宮外苑の木々は 渋沢栄一の呼びかけで、国民の献木・献金や勤労奉仕によって、百年先の森を見通して造営された歴史がある。
 「風致地区」に指定された都心の森である。

③民意の無視
 先人の意思を尊重せず、風致地区の区分を変更してしまった。
 情報公開をしないまま条例を無視し、民主的プロセスがない。

 公判のあとは 記者会見がありました。
 新宿区の計画の進め方の問題点が説明され、簡単な質疑応答が行われました。

 新宿区が訴訟中なのにも拘わらず 伐採を開始したのは理不尽であり、執行停止も申し立てているこということです。

 なおこの訴訟に先立って、東京都の伐採許可に対するふたつの訴訟が行われていますが、3つの訴訟はいずれ併合されるということでした。

 現在司法も行政寄りになってしまっていますが、何とか“第三者”の立場で正当な判断がされてほしいものだと願うばかりです。

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新宿区議会の傍聴

2024年12月03日 21時47分27秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 神宮外苑再開発見直しについての 新宿区議会を傍聴してきました。
 議会を傍聴するのは初めてです。

 この日は、ラグビー場建設のために外苑の区道を一部廃止する という件についての議論でした。

 また、「子どもたちの笑顔をつくる神宮外苑を考える会」の大澤さんから、議決の前にパブリックコメントを要望するという陳情も出されました。

 区道廃止の計画について、疑義を唱える共産党やれいわ新選組など 野党側議員3人が質問し、計画を進める自公与党側の事務方(区役所職員)が答える、という構造でした。

 一人目の議員の質疑応答は思ったより“紳士的”なやり取りで、事務方の表面的な回答に議員がすんなり了解する という印象でした。

 二人目(れいわ新選組・さわいめぐみ)、3人目(共産党・沢田あゆみ)は、再開発計画は事業者の利益第一ではないか、結論ありきで計画が進められ議会軽視ではないかなど、重要な問題点について訴える質問もされました。

 しかしそれに対する回答は、東京都が認めているから新宿区はそれに従うだけだとか、法令上は問題ないのでこのまま進めるなど、ごまかしや言い逃れのようなものでした。

 吉住新宿区長は小池百合子の言いなりで、計画のために法令のほうを変えてしまったのが実情です。
 本質的な議論が深められず、問題解決に向かわない 不信感も抱いてしまいました。

 パブリックコメントを求めるという陳情も、公募する時間がないという意見のため 結論が出ず、「未了」となりました。
 これは審議継続という意味ではなく、実質的には不採択ということだそうです。

 議会のあとは、「外苑を考える会」の大澤さんなどが、区役所の前でスタンディング(街宣行動)を行ないました。

 パブリックコメントの時間がないという言い訳ではなく、公募するために計画を後ろ倒しにするのが本来ではないか という批判が出ました。
 なお公明党は 本心は不採択だが、それだと文句を言われるので 未了にしたのだということです。

 また、今まで事業者は、三井不動産,伊藤忠商事,明治神宮,日本スポーツ振興センター(JSC)の四者でしたが、新宿区も事業者に加わったそうです。
 新宿区自身が、批判される計画を実行する側になってしまったわけです。

 水面下で進められてしまっていた計画に対して、住民や議員も無力なのかという理不尽も感じてしまいますが、心子にも恥ずかしくないよう、最後までできることをやっていかなければと思います。

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神宮外苑銀杏並木ライトアップ

2024年12月01日 14時55分26秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 心子と行った想い出の神宮外苑銀杏並木には、今も毎年黄葉の季節に訪れています。
 今年はライトアップされた銀杏並木を観にいってきました。

 見頃に色づいた銀杏たち、光に映し出され一層きれいに映えますね。
 ライトに照らされると、昼とは違ったイルミネーションの魅力を満喫できます。




 見に来る人たちが最近増えてきている気がします。
 TVでもよく紹介されます。

 ただ、20数年前に心子と行った時と比べると、葉が少なくなったり、木によって黄葉のタイミングが異なって、一斉に黄金色に包まれる世界を味わえないように思います。

 近年銀杏並木の一部が枯れ、衰え始めていると言われています。
 日本イコモス(ユネスコの諮問機関)理事の石川幹子さんは、神宮外苑再開発の見直しを訴え、次のように危機感を募らせます。

「いちょう並木が衰退し、息も絶え絶えです。このまま計画通りに再開発を進め、近くに球場をつくれば、枯死への道を歩むでしょう」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/jingu-gaien-ginkgo-trees_jp_64d5df85e4b09b3ed3fed770

 石川さんは、銀杏並木の隣に造られる野球場が 並木(の根)に与える悪影響や、外苑の樹木伐採に 警告を発し続けています。
 このまま球場が建設されると、将来的には銀杏並木は消滅すると。

 しかし事業者(三井不動産,伊藤忠商事など)は 並木を保護する科学的根拠を示さず、東京都の審議会はろくに審議もせず 計画を認めてしまっています。

 事業者と東京都は メインの銀杏並木は守ると言っていますが、メインの並木からラグビー場に続く道の銀杏並木はなくなります。
 伐採されるかもしれず、事業者は移植するとも言っているそうですが、あの巨大な銀杏の樹をどうやって移植するのでしょう?

 いずれにしても、銀杏並木の隣に野球場ができれば、今までの景観は全く変わってしまいます。
 並木の横にできる3棟の高層ビルで 景観が損なわれるのは言わずもがなです。

 事業者と東京都の横暴に対して、声を挙げ続けなければいけないと思います。

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