小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

春の作付け準備とドック期間終了!

2018年02月16日 | 母島 農 日記
■定期船おがさわら丸がしばらく島に来ない期間が年に1度だけあります。
その期間、なんと3週間!

1年間、外洋をフル稼働して働いた船の検査の期間です。
島ではドック中といいます。

僕はこの静かなドック中が大好きです♪

島に移り住んだ15年前の頃は、
代船の「かめりあ丸」「すとれちあ丸」が来てくれていましたが、
10年前くらいからはその代船の確保も難しくなり、
今ではすっかり3週間、内地とのアクセスが途絶えるレアな時期となります。
(だいたい1月中旬~2月上旬)

■島の農家さんたちも、
この時とばかりに島野菜で島の生鮮食品を支えます。

先日行った父島で
「今年のドック中は野菜に困らなかったよ~!」
と嬉しい声が沢山♪

うちの畑は今季は色々とハプニングが続き、
例年に比べて採れる野菜が少なかったです。

それでも、立派な大根さんたちは、
これでもかと食卓を支えてくれました♡

去年の2月に行った沖縄・やんばるの縁で頂いた、細めの「島らっきょ」。

今年は沢山作れました♪
家族が大好きなので、出荷はあまりできないかも(笑)。

これも去年の沖縄で頂いた、乾燥に強いサトイモのココヤム(ちんぬく)。

見事に大きく育っています!
そろそろ収穫かな~☆


ローゼルは全ての種取りを終え、カラカラな姿となり、天寿を全うしました。

次の作付けを3月から行うので、
カラカラのローゼルは集めて、
燃やし、灰にします。

焚火はいつ見ても見飽きないです。

きっと太古の昔、
人間が火を手に入れた頃から、
この炎を眺めて、人は様々な事に想いを馳せていたと思います。

永久凍土に眠る太古の水や生き物は、
タイムカプセルの様に止まったままなのに対し、
炎は動き、生きている太古の記憶な気がしています。

この時期は春野菜の作付け準備に追われています。
耕すところは耕したり、
足りない所は堆肥を入れたり、米ぬかや油粕を撒いたりしています。


■先日、バレンタイン・デーでした♪
娘たちや妻からも美味しいプレゼントを頂きました。
ありがとう♡

個人的にはお菓子やさんが企画しただけの、
あまり興味のないバレンタインですが、

娘たちがその時期になるとそわそわしたり、
大急ぎで準備や調理、手紙作成になる姿を見ると微笑ましいです(*^_^*)

夕方、入港日なので郵便や宅急便の配達をしていると、
子供たちがお菓子を持って配り歩いている光景に何度も出くわします。

大きい子は小さい子を連れて、
手には義理なのか、本気なのか、友達になのか、
可愛い包装のお菓子を持って。

そんな光景がたまらなく愛おしいと感じています♪


これは風邪が治ってようやく外にでれた日の夕焼けです。
なんだか、すごく壮大で綺麗でした♪

この秋~冬は僕自身も、長女もインフルエンザに感染し、
それ以外でも発熱や風邪で仕事が出来ない日が多くありました。

それでも季節はめぐり、
作付けできなかった野菜や仕事もあり、
悔しい気持ちもありますが、
その時間で色々気付くこともあります。

やはり、家族の存在と健康は大事とひしひしと感じます。
子どもが元気だと素直に嬉しいし、安心する。
子どもが具合悪いと心配だし、親は看病に明け暮れます。

僕自身も30代の半ばを過ぎて、
ちゃんと健康を維持していくことにフォーカスしなければ、と思ってきました。

島で90歳になりそうな年齢でも、
元気に畑に通うおじいちゃんやおばあちゃんを見ると、
おし!
と思い、元気を頂きます(笑)。

島の独居の高齢者の問題など、
最近、色々と考えることが多くなってきました。

自分は今できる限りのことをしていこうと思います。
みんなが安心して暮らせる地域を目指して。

■もうすぐ、年度末。
島では離任する先生や職員、卒業や転校する子供たちとの送別会のシーズンになります。

先日は少し早目の謝恩会☆
この春、静沢にオープンする素敵なキャプテン・クックでは、
母島の形のカレーライスが!!

大人も子供も大喜びでした♪

1年間、ありがとうございました(*^_^*)

#ドック中
#小笠原
#バレンタイン