小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

2週間ぶりの畑。自然は最高に逞しい☆

2019年04月11日 | 母島 農 日記
■今回の戻りのおが丸で素敵な企画を発見しました♪
小笠原海運の創業50周年を記念した、とっても楽しいスタンプラリー(100円)をコンプリートすると超小さいナノブロックのおが丸が貰えるのです!!

僕は今の所まだですが、老眼ではきついであろう超細かいブロックの数々。

しかし、船で退屈している子どもにとっては最高のおもちゃとなりました♡

しかし、スタンプラリー付属の問題が子供じゃ解けないほど長ムズいのです(笑)。
歴代おが丸のフィンスタビライザーの有無や、
ノットとkm/hの計算など超難易度高いです(*^_^*)。

船に乗っている島歴の長い友人知人の智慧もお借りして見事コンプリート!!

結構良くできていました♪
次女も大喜び!!

おが丸に乗る皆様、大人も含めてぜひぜひお試しあれ!!


■さてさて、2週間も空けていた我が畑。
ヤギと鶏のお世話は
島の友人が快く引き受けてくれました!
本当に感謝感謝です!!

春先には烏骨鶏たちも沢山卵を産んでくれます。

幾つかはひよこに孵そうと思いますが、基本は食べます。

有難い恵みです♡


■一番の気がかりは、ハワイ行き出発の2日前に蒔いて行った母島ローゼルと島オクラの発芽状況でした。

母島ローゼルは見事に育っていました。
このタイミングを逃すと梅雨に入り、マイマイの被害が甚大となるので、この乾燥した時期にある程度まで大きくするのが無農薬のコツとも言えます。
渇水が深刻な小笠原ですが、乾いている時期も重要なのです。
生息する虫もとても偏っているので、色んな駆け引きが必要になります。


発芽率のいい箇所はいくつもの元気なローゼルが育ってくれていました。
この芽は最終的には間引きして1本立ちにしてしまうのですが、
あの小さな種から大きな双葉が出てきて、スクスクと育つ姿にいつも感動します♪


記録的な渇水の今季の小笠原。
ハワイに行く前に、洗剤を使わない自宅の洗濯排水を運搬し、種を蒔いた箇所にその水を撒きました。

春の作付けの一番シビアなタイミングで留守にしてしまったので、
とても気が気じゃなかったのですが、こうして半数以上が直播で無事に育ってくれているのを確認できてホッとしています♪

直播きのローゼルはポット育苗と違い、台風の強風にも抜群の粘りで耐えてくれるので、可能な限り直播きで栽培しています。
これからはうちなーローゼル、ルビーローゼル、レッドやパープルローゼルも蒔いていきます。



こちらは島オクラ。(古い方はネリと呼びます)
自家採取を行うと驚くほど発芽率がいいことに驚きます。
今期もよろしく頼んだよ、オクラちゃん。


■3月出発時にはあまり見かけなかった野菜の花たちが見事に畑を彩っていました♡

これはキク科のサニーレタスの花。

大葉春菊の花。

可憐ですね~

中には黄色だけの花もありました。


パクチーことコリアンダーも見事に満開となっていました。

葉っぱで利用するタイミングを逃してしまったので、今期はしっかりコリアンダーシードを収穫したいと思っています。

アブラナ科のボス、大根の花です。

花の傍らには沢山の種が成っていました。

この種が茶色く成熟したころにいつもオガサワラカワラヒワの襲来にあって全滅することがあります。

しかし、そのオガサワラカラワヒワ、近年では小笠原で一番絶滅が心配されている鳥類になっています。
バジルや大根の種も好きなので、密かにカワラヒワ待ちするのも悪くないなと思っています。


■トマトたちも見事に成っていました。

これは加工用のサンマルツァーノ。

中玉トマトもそこそこ。


今年はミニトマトのぷちぷよも絶好調です☆

トマトは出荷するほどは作っていないのですが、
やはり赤い作物は畑で映えますね☆

人間の都合で留守にしていたにも関わらず、作物達はとても逞しく自然の力でスクスクと育っていました。

やはり自然の力は偉大です。
感謝の気持ちでいっぱいです(*^_^*)

今回船で一緒だったアメリカ大陸の有名な何千キロのトレイルを歩く友人が言っていた言葉がとても興味がわきました。
「人間は色んな装備を整えないと自然の中を何千キロも歩けない。
 でも野生動物は体一つで悠々と大自然の中を生きている。
 本当にすごいことだと思う。」

人は近年、便利になるにつれて多くの力を失っていっています。

今回、ハワイに行っても、日本の田舎でも思いますが、
先人たちの卓越した能力、叡智をなんとか引き継いでいかねばならないと強く思いました。