小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

小笠原村長選挙と参議院選挙

2019年07月17日 | 政治
■今度の7/21には日本全国では参議院選挙があります。
小笠原では同じ日に村長選挙も行われます。

母島はどちらも前日の20日が投票日です。
18日の船で夏休みで上京する島民が多いので、
村長選挙を含めた期限前投票が本日17日からできます。

ぜひ投票してから内地に行ってほしいと思います。

自分がこの人なら!と思う人にきちんと投票してほしいと思います。
自分たちの未来、子供たちの未来が関わる大事な選挙です。

7/16夕方での母島の選挙の掲示板です。
超ガラガラですね(笑)。
こんな最果ての450人しか住んでいない離島にまでポスターを貼る動きは難しいのでしょうか?


■僕自身、島に来るまで、3.11東日本大震災で原発事故が起こるまで、
政治に大した関心はありませんでした。

でも、自分たちの無関心が、無行動がこの社会を作っていると感じてからは積極的に学び、
行動する様になりました。

相変わらず、SNSでも選挙がらみの投稿はいいね!が少ないし、
過激な批判のコメントが返ってくる場合があります。

僕は特に選挙だからと言って、
他の政治家や政党を批判する投稿は基本的にしません。
それは各自自分たちが選び、投票し、行動していけばいいからだと思うからです。

でも、自分が応援する人を積極的に紹介はしようと思います。
選挙に行って欲しいと斡旋はします。

あとはそれぞれ自分の問題だと思うのです。


■島でも政治に無関心な風潮は確実に存在します。
色んな場で活動していて、それは顕著に感じます。

でも、それでいいとは思いません。
もっともっと政治に関心を持ってほしいです。

政治は私達の暮らしを作る重要なファクターなのだから。

でも現実は政治よりもゴシップ、芸能、スポーツが報道のほとんどを占めているようですね。
(TVを15年以上持っていないので、実際は分かりませんがw)


小笠原村長選に出馬している一木さんも言っていましたが、
そもそも選挙は「戦い」ではないと僕も思うのです。

いうなれば、その前の任期、もしくは議員前の草の根の活動の成果が試される審判の日でもあり、
開示後の演説期間は積極的な表現の期間だと思うのです。

どの人だって、選挙の時は良いことばかり言います。
当たり前です。

でも、その真価はそれまでの活動で市民が感じ、選挙でジャッジされるのだと思います。
結構、それぞれがちゃんと見定めなければいけません。

そして、いずれは色んな価値観の議員が集まり、色んな事を決めて行くのです。
選挙の後はさらにみんなの幸せを願って活動するいわば仲間なわけです。

暴走するケース、納得いかない議論、ハッとさせられる場面、色々あると思います。
それが多様な人の集まる議会の面白さなのではないでしょうか?


■今回の参議院選、僕はれいわ新選組を応援しています。
東京選挙区からはれいわ新選組から野原ヨシマサさんが立候補しています。

去年、わざわざ母島まで来てくれた山本太郎さんは比例代表で立候補。
その他多くの困窮している当事者が立候補してくれています。

まずは山本太郎さんのひとつの演説を見て欲しいです。

凄いなこの人はと思いました。

直接、お逢いして話を聞いてみて、やはりこの熱意は本物だと思いました。

去年の9月に母島にも来てくれて、沢山の話を聞いてくれて、
沢山の訴えをしてくれました。
島の子ども達もすっかり社会が面白くなっていました☆

彼が小沢さんとの自由党をやめて、新たにれいわ新選組を作って選挙に臨んだ理由。
街頭演説でも語っていますが、
もう国会のガス抜きじゃあ意味がない、
本当に変えなきゃいけない覚悟で臨んでいる表明でした。

自分の保身や昇進なんて微塵も考えていない、
庶民の暮らしに本当に寄り添って活動してくれる人だと僕は思っています。

これも去年の9月に母島に来た山本太郎さんとの写真です。
母島で様々な方々にお会いしてもらい、対話をしてもらいました。

本当に熱意のある、勉強熱心なすごい人だと思います。
彼の過去の行動を遡り、批判して来る人はもちろんいます。
それはそれでいいと思います。

僕は応援したい、一緒に活動したいと思う人だったので、僕は応援しています!
比例代表は「山本太郎」と書きます!


■今回のれいわ新選組の比例代表の立候補者は驚くような人選でした。
そのどれもが現代の問題に困窮している当事者たちばかりだからです。

重度障碍者、東大教授、シングルマザー、元コンビニ経営者、元東電、元銀行マン、環境NGO etc...

どれも政治のプロではない事は明白ですが、
その問題意識はまさに当事者だからこそのものです。

国会のバリアフリー、
生産性が無いと生きる価値が無い風潮、
フランチャイズチェーン店のブッラクな部分、
様々な観点から切り込んでくれる人達ばかりです。

この全員が比例代表で当選することはかなり現実的に厳しいと思います。

今回から導入された優先枠というのを利用し、
山本太郎さん自身が自分より先に当選をさせたい2名を上に置く、
すごい作戦で今回の選挙に臨んでいます。

自分の議席よりも、
当事者を国会に送り込むことを重要視するという、
もの凄い切り込み方に僕は見えます。
カッコいいです。

大企業を優遇して来て、アベノミクス効果と謳ってはいますがいますが、
庶民の生活は確実に厳しくなりつつあります。
年金問題もそうです。

僕自身は貨幣経済からの脱却が必要と思っているクチなので、
消費税はある意味、消費する人みんなに平等に課せられる税と思っていて、
良いのではないかと思っているクチですが、
問題はその使い道です。

随分と当初の約束とは違う使い方をしてきたようで、
今回のれいわ新選組の訴える消費税廃止はアリだと今は思います。


■そして東京選挙区でれいわ新選組から立候補している沖縄創価学会壮年部の野原ヨシマサさん。
なんと公明党からではなく、
現行の公明党と創価学会の姿勢に疑問を抱き、
れいわ新選組から立候補するという気合の入った方です。

僕の無くなった父は創価学会会員でした。
子どもの頃、一緒に何度も勤行をさせられた記憶があります。

父が亡くなった際も、お墓も創価学会の皆さんには本当にお世話になっています。
あの奉仕の平和を目指す思想は本当に素晴らしいと思います。

でも最近の公明党の姿勢と
「少し学会がおかしいのではないか?」という意見に対して猛烈な村八分にする恐ろしさは疑問を抱いていました。

その中で今回の野原ヨシマサさんの立候補は、とても勇気がいる事だし、凄い偉業だと思うのです。

正直、相手の悪口に終始するだけではどうかと思っているのですが、
沖縄からここまで行動する行動力、そして山本太郎さんが認めているという背景を考えて、
今回の東京選挙区では野原さんを応援しようと思っています。

こんな庶民の僕ですが、
気になる政治家さんはぜひ直接お話ししてみたいものです。


山本太郎さんも、野原ヨシマサさんも他の立候補者もTVや一般メディアではほとんど取り上げられていないようです。
そりゃそうでしょう。
新聞TVはスポンサーの広告収入で成り立っています。

自分の会社に都合が悪くなる情報は流さないもんです。
でもそれでいいのか?と思うのです。

何も考えず、
野球と言えばジャイアンツ。
選挙と言えば自民党。

60年代の学生運動で懲りた政府は、
市民を政治からスポーツや芸能にゴシップに市民の意識をシフトさせてきました。

それが功を奏して、今の現状があると思います。
でも、それでいいのか?

もっと良く考えて、良く感じて自分たちで決めて欲しいのです。

何も考えずに投票する、何も考えずに投票しないという姿勢は、
安易に自分の、自分の家族の未来を放棄しているということを知ってほしいのです。


■そして小笠原村の村長選挙。
こちらは2名の立候補者がいます。

現職まで4期の村長を続けている森下一男村長と、
この4月まで村議会議員を3期続けた一木重夫さんです。

今回、僕は一木さんを応援しています。

小笠原はさまざまな分野で過渡期を迎えています。
そこで様々な意味のある革命を起こせるのは、一木さんだと信じています。

父島に住んでいる頃から、お互いの子ども同士が同級生という事もあり、プライベートで交流はありました。
しかし、12年前に村議会に立候補してから、
メキメキと政治家としての活動をしていて、
その行動力、調査力、熱意をリスペクトしています。

何か相談すると調べて、即行動してくれます。
本当に有難い存在だし、信頼しています!

細かく話せば、僕の考えと違う部分はもちろんあります。

僕は小笠原に空港はいらないと思っています。
介護や医療の面など、生活航路そして必要なのは分かります。
で、あれば莫大な建設費や維持費を使う空港よりも、
介護や医療を内地に行かなくても島で対応できるようにしてほしいと思っています。

違う考えがあっても、
島の村長を任せる信頼感は確かにあると思います。

村議3期でやってきた実績は、村民に存分に伝わっていると思います。
少なくとも、僕には存分に伝わっています(笑)。

狭い田舎ならではの選挙のつまらない泥臭さは健在ですが、
彼の地道な活動は確実に票に繋がると信じています。

山本太郎さんと一木さんは猛烈に相いれない部分があることは事実ですが(笑)、
僕からみればどちらも信頼できる市民に寄り添う熱意ある政治家です。
僕の中では矛盾していません。

21日の選挙、ぜひ皆さんも選挙に行ってください!!
未来は僕らの手の中に!!